一冊の本

昭和４７（1972）年６月。我が家は父の転勤に伴い中国・北京に渡りました。情報交換や通信機能の発達している現在と違って、庶民レベルの“生活状況”や“社会環境”などの情報は皆無といっていいほど入ってこなかった、言わば「未知の国」。そんな国へ赴く前に父から手渡されたのがこの『となりの国・新しい中国』（高田富佐雄／著　偕成社）でした



昨日まで仮面ライダーだ、ウルトラマンだと言って遊びまくっていた私にとって、本に出てくる「革命」「解放軍」「社会主義」や“質素な生活環境”など記述は、いくら少年少女向けに書かれているからといっても、小学校３年生の私にはなかなか理解できませんでした



自分の国の首相が誰なのか知らないのに（当時は田中角栄氏に交代した直後）、本を読んで毛沢東を先に知り、通った小学校の教室にはその毛さんの肖像画が必ず飾られていました。



言わば教科書的に手渡された本書を読み、質素な生活環境や町並み、服装、文化などをとりあえず知ったわけですが、北京に渡るとその文面に書かれていた光景がそのまま目の前に広がっていました。仮面ライダーやウルトラマンはもちろん放送されていない。チャンネルは２つだけ。それも白黒テレビ。放送時間も夜７時から１０時まで。子供心にもかなり困惑した日々だったに違いありませんが、僕は北京を受け入れ、北京も僕を受け入れてくれました。
本書を手渡されてから３７年。その父もすでに他界していますが、この本は亡き父の面影と共にきれいに手元に保管しています

近所三景

僕が生まれる前から、我が家がお世話になっている近所の町医者。その昔は医師が自宅訪問をしてくれるいわゆる“往診”がありましたが、ガタイの大きい院長が白衣に下駄ばきで我が家に来てくれていたようです　今は代替わりで二人のご令嬢が町の人たちの健康を診てくれています　さて、そこの診察室にあるのがこの医療器具棚



なんと、昭和の香りが漂う木製です。手ざわりが優しい　「これね、欲しい！譲ってくれ！っていう患者さんが何人かいるんだよ」と顔なじみの医師や看護婦さん。僕も欲しい～～と駄々をこねてきました



散策していて見つけた駐車場の手作り看板。小学生が「“そら”ありだって～！」と読んで青空を見上げていました



友人と横浜駅西口で落ち合い、イタリアンレストランでランチ　９月１日にオープンしたばかりのお店ですが、すでに銀座や丸の内を始め都内や仙台でも展開されている人気急上昇のお店です　中華好きのイタルですが、この店は好きです。大好きだからこそあえて言いますが・・・「名店と言われるようなとびきり美味しい味ではありません」。ふつーに美味しいんです。値段も庶民派価格　写真は食後に食べたチョコレートカッサータ　「シチリア生まれなんですよ」とかわいい女性店員が教えてくれました　みなさんもよかったらド～ゾ
『ＲＩＧＯＬＬＥＴＯ（リゴレット）』http://www.rigoletto.jp/　

我が家のバラ

あ～びっくりした。外出するときにふっと気づいたら咲いていました。それも２輪　バラは６月の誕生花、季語は夏。もう今年は咲かないだろうと思っていたのですが、なかなかどうして立派です
花屋や花束で見慣れているためか、バラって“短い”イメージがあります。ところがどっこい、放っておくと茎はどんどん伸びます　我が家のは今年に入ってすでに３度ほど切っているのですが、写真の高い方は２ｍほどあります。
たった２輪でも庭は楽しくなるもんです

天国と地獄

「天才バカボン」も



「ハクション大魔王」も



勝てばウキウキ



負ければドヨ～ン

ドラゴンへの道

ブルース主演作第３弾「ドラゴンへの道」。彼が脚本・監督・主演・武術指導・製作までこなした言わばワンマン作品　それだけにコメディ的な要素や“素”の自身も描かれていて意欲的です　香港映画初のローマロケを敢行した歴史的な作品でもあります。でもラストのコロシアムでのアクションジーンは香港のスタジオで撮影されました。やはり歴史的建造物でのアクションシーンの撮影は許可が下りなかったのでしょうね



日本のＴＡＭレコードから発売されたサウンドトラックのシングル盤。「絶叫入り」というのがやはり売り口上。あの「アチャ～～」というブルース独特の雄たけびがなければブルース映画のサントラと言えないんでしょうね（製造番号ＹＴ－１０６５）



他の主演作のシングル盤は１枚ずつしか発売されていないのですが「ドラゴンへの道」は続いて２枚目を発売。レコード会社の力の入れようがわかります。でも、なぜかこれは映画音楽を演奏するオーケストラによって録音された、言わば「カバーバージョン」。オリジナルの力強いイメージとはちょいと離れてしまっています　同じレコード会社なのになぜサントラを使わなかったんだろう・・・。ジャケットは香港版ポスター。相手役のノラ・ミャオをもっと美しく描けなかったのかぁ・・・。（製造番号ＹＴ－１０６７）



さらに続いて発売された３枚目。主演作４本のうちすでに３本は公開されており、もう後がないという事で「ここで売っておかなければ・・・！」というレコード会社の意図が見え隠れしている、と感じるのは僕だけかなぁ。
ただ、前作のカバーバージョンの悪かった（？）であろう評判が影響したのか、ここでは再びオリジナルサントラを収録。“ＶＯＬ.２”となっているのはサントラ盤の２弾目という意思表示（売るための苦肉の策？）なのでしょう（製造番号ＹＴ－１０７２）
ちなみにこの３枚、収録曲の選曲にも苦労した跡が見えます。オープニング曲の歌入りと歌なしとかアクションジーンで使用されている曲とかエンディング曲とか、全て異なった曲を収録してあります。



　これは１９９８年にコマーシャルで登場した「ドラゴンへの道」のブルース。商品を握っている手は当然ブルースではありません。ある意味、この手の主がうらやましい（笑）。戦略にはまった僕は何本も買っては飲み「アチャ～～」と元気になりました　

自家栽培

群馬に住んでいる親戚から野菜が送られてきました。農家ではありませんが、自家栽培　キャベツにきゅうりにインゲン、ピーマン、ナスにトマトにゴーヤにブドウ、そしてプチメロン　みんな香ばしくて甘い　我が家でも何かに挑戦してみるかな。そう言えば、弟が小学生の頃トマトやジャガイモなんてやっていたなぁ

ぼんぼん

先日の夕方、久しぶりに「太陽にほえろ！」のビデオを見たんですよ。デッキにビデオを入れてボタンを押して・・・何気なく時計を見たらナント４時。昔、夕方４時になると太陽！の再放送をよくやっていましたね　



この時に見たのが「ぼんぼん刑事単独期編」。沖雅也演じるスコッチ刑事が転勤で七曲署を去り、木之元亮が演じる髭面のロッキー刑事が新人として赴任してくるまでのエピソード編。甘えん坊だったボンが成長している雰囲気がうかがえます



田口良刑事。大阪出身で姉７人がいる末っ子で初出勤の時には叔母が付き添って来たという設定から、ついたあだ名がぼんぼんのボン。大人に成長すると同時に、揃っていた前髪をあげ、モミアゲも長くなっていきました



６年ほど前の雑誌に登場したボン刑事こと宮内淳氏。すでに俳優業をやめ、現在は地球環境問題を扱うNPO団体や影絵劇団の主宰者として多忙の日々を送っているようです。

ギョーザライス

ギョーザとご飯。“創作料理”とか“和洋折衷”とか何でも受け入れちゃう、非常に日本人的な発想です。だって、中国ではギョーザは基本的には主食。それをおかずにしてご飯を食べるなんてね。中国育ちの経験がある僕にしてみればちょいと不思議。ラーメンライスしかり。でも・・・美味いんだよねぇ



新宿の「札幌ラーメン」のギョーザライス。530円。



この店のＢＧＭはコレ　ラジオカセット、通称ラジカセです。懐かしい響きだろう？特にこの店のオヤジさんはラジオの音楽番組をカセットに録音したものを流しているんだよ。イキだねぇ、オツだねぇ～　この時は1950年代のハリウッド映画の音楽が流れていたなぁ。



みなさんは最近電車の切符って手にしているかなぁ？磁気カードばかりじゃないかな？久しぶりに切符を買うとさ、「落としちゃいけねぇ失くしちゃいけねぇ」ってんでミョ～～に緊張するかもよぉ～～

感謝・１０ヵ月

ブログをはじめて１０ヵ月が経ちました。ご覧頂いている皆様にはただただ感謝です。ありがとうございます　おかげさまで今でも１日１２０～１５０名の方々に見て頂いていますが、時にはこちらから何の前触れもしていないにも拘らず、いきなり２００名を超す事もあり驚くとともに今後も楽しんでもらえるような、それでいてイタルらしいわがままも踏まえて（笑）続けて行きます　これからもよろしくお願いいたします



こんな役、やってみてぇなぁ～



と、言うわけでまた生姜焼きです　横浜線大口駅から徒歩数分にある「来々軒」。ここもまたかなり古いお店で、しかも狭い。あまり奥行きのない細いカウンター（色は勿論昔ながらの赤）があるだけです。店に入ったらオヤジとおばちゃんは忙しくて僕に気づかずにいましたが、常連さんらしいおっちゃんが「いらっしゃ～い」。さて、生姜焼き。中華店にしては油っこくもなく、和風の味付けで美味　並み肉を使用しているので非常に庶民的で好きですねぇ。でもお値段９００円はちと痛い・・・からしをつけて食べる人がいるんだろうねぇ。

新横浜

新横浜にある病院から見た風景です。新横浜というと田園地帯や森林が多いイメージがあるのですが、この１０数年の間に建物ががぜん増えたので、のんびりした街という印象が薄れていました。でもね・・・高い場所から見ると、それなりに建物が多い中で緑がまだまだあるのが嬉しいですね。ほっとした気持ちと共に撮った１枚です　右端に少しだけ見えるのがサッカーなどで有名な日産スタジアムです