自衛隊員が不足しているらしい。
だが、ボクが中高生くらいの頃も自衛隊は人手不足だった。
むしろ当時の方が自衛隊には逆風が吹いていた。
ベトナム戦争は末期に入っていたが、反戦ムードは日本中に広がり、戦争のイメージが拭えない自衛隊は右翼と同列で毛嫌いされていた。
街中でブラブラしていたら、「兄ちゃん、兄ちゃん」と肩を叩かれ、自衛隊に勧誘されたと言うのはありふれた話だ。
高田渡が「自衛隊に入ろう」で揶揄したのも、高校生の頃だったか。
自衛隊は相次ぐ大災害で救助隊として活躍してイメージは上がったような気もするが、実は実質「軍隊」であることを敢えて忘れようとしている。
「ウクライナ戦争で、危険な自衛隊に息子を入れるのはやめようと思った」と言う母親の気持ちは理解はするが滑稽だ。
だが、憲法9条で手足を縛られた自衛隊は、サバイバルゲームファンにはたまらない魅力だろう。
実戦で命を落とす危険もなく、戦車に乗ったり、大砲をぶっ放したり、小銃を撃ちまくったり出来るのだ。
しかも税金で。
こんなに楽しい遊びはない。
ところが、風向きが変わって来た。
改憲ムードよりも怖いのが、近所の覇権国家。
もし、戦争に巻き込まれたら...。
「話が違う!」と言っても後の祭り。
否応なく戦わなければならない。
災害救助隊と言う仮の姿の向こうに、軍隊という素顔が見え始めた自衛隊。
タトゥー禁止なんて言ってられないよね。
愚連隊歓迎!
この国を本気で守る気さえあれば、誰でも良いか。
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