4度目の緊急事態宣言が発令された。
評判が悪い。
首都圏以外でも五輪が無観客になりつつある。
これは賛否両論。
世論とは良い加減なものだとつくづく思う。
4度目の緊急事態宣言が批判されるのは、状況がそこまで悪化していないから。
遅れればもっと早く出せと言い、早ければ出せべきでないと言う。
法的根拠がないと誰かが言えば、私的制限はするべきでないと誰かが言う。
一体どうしろと言うのか?
4度目の宣言に至ったのは、世論が未だに五輪に反対しているから。
感染者が増えても重症者が増えなければ良いと言う正論も五輪の前には無意味。
ヒステリックな世論をなだめるには緊急事態宣言しかないと言うことだろう。
無観客も同じ。
外国からの客をシャットアウトし、観客数を減らしても、世論はまだ五輪を白眼視。
事前キャンプで選手たちは半ば軟禁状態となっているが、そのホテルの外では国民は平然と自由に歩き回っている。
テレビをつければ、繁華街で路上飲みする若者たち。
渋谷や新宿で闊歩する人の群れ。
選手たちはどんな思いでそんな光景を見るのか。
五輪関係者イコール感染者という偏見が生み出した冤罪。
恐ろしい。
関東大震災の後、朝鮮半島出身者に対する鬼畜のような仕打ちも、偏見が生み出した悲劇。
過剰な恐怖は過剰な防衛につながり、過剰な差別を生み出す。
そういうことだろう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます