玉峰館の夕食です。
今回は、第一陣が終わる頃であれば窓際の席を案内できる、ということなので、それでお願いしました。
レストランの時間が遅くなるのを嫌がる宿も多い中、これはうれしい対応です。
それほど遅くならず、7時15分くらいに呼び出しがあり、レストランに向かいます。
日本酒メニュー。前回とは少し変わっているでしょうか。
メインの魚料理と肉料理はプリフィックス、3種から選びます。
先付
平貝と春菜 ホワイトアスパラ 長芋 マイクロトマト 花山葵ジュレ 花穂
出汁が効いたジュレは意外にも酸味が強め、ちょっと意表を突く一品目であります。
前菜
蛍烏賊のアーリオオーリオ 唐墨
菜花と蛍烏賊のパスタソースに近いですが、非常に美味しいです。唐墨との相性が非常に良いです。
北寄貝 分葱 独活 酢味噌和え
これまた春らしい和え物。北寄貝はなかなか和え物には使わないのではないかと思います。
蟹 玉子豆腐 旨餡
伊豆山のわさびはそのまま食べても辛くありません。
出汁の餡が良い味出しています。
富士山サーモン小町丼 ケッパー ガリ
丼なのでサーモンの下にご飯がありますが、卵黄がからめてあり、これが非常に良い味です。
雲丹と鯛 東寺揚げ 梅肉 大葉
梅肉はほぼ香りのみ、酸味はありません。どうやったらこんな味付けができるのか不思議です。
お椀
葛叩き鮎並椀
筍 蓮芋 針茗荷
春の味覚を詰め込んだお椀です。
お造り。
ホウボウ 鮪 平目 伊佐木
魚がおいしいのはもちろんですが、付け合わせもすべて食べることができます。
魚料理。
蝦夷鮑バター焼き 黒米豆乳リゾット 肝ソース
見た目とお品書きに比べ優しい味付けで、肝の臭み等は全くありません。
金目鯛塩焼き 唐墨オイル 海老芋 天豆
前回も金目鯛の塩焼きにしましたが、これは全く別の料理です。
濃い味のソースが淡泊な金目鯛によく合います。
肉料理
仙台牛グリル 春野菜香草添え 花山葵酢漬け 本山葵 みぞれポン酢
肉は脂が多め、ポン酢と合わせます。
箱根山麓豚24時間低温調理 春野菜 和出汁餡
こちらは全く脂はありません。和風出汁の餡がいい感じです。
食事
鰆と蕗の釜炊きご飯 赤出汁 香の物
鰆の炊き込み御飯は初めてです。余った分は夜食として部屋に持ってきてくれます。
デザート
ピスタチオアイス 苺のフランボワーズゼリー
ビスコット ピスタチオ ミント
こういうデザート、大好きです。ピスタチオアイスはほんのり香り、アイスというよりソースの感じです。
やはり、玉峰館の食事、非常に美味しいです。この食事のためにここまで来る価値はあると思います。
夜食。水筒に入っているのは出汁、お茶漬けにもできます。
<二日目に続く>