8月15日 北西4m 波1.5m 大潮 月齢0.5 旧暦7/2
先日の釣りでイサキが上がりましたが、まだまだ脂がのっており刺身でも非常に美味しかった。
御近所にお配りした後、自分とこの魚を保存する為にマズは処理を。
小~中型が食べるには丁度いいし、味も小型の方が好きです。
しかし沢山の数を処理するには結構、大変なものです。
俺も家の中で魚を捌くと数秒おきにモーっと何回もつぶやきながらツノ出した鬼が見回りに来るので外でしか出来ません(汗)
今回も干物を作ろうと処理を始めますが、今回の干物は明日が雨で風もないのが分ってたので近代的干物作りで浸透圧脱水シートを使い冷蔵庫での干物作りにします。
この浸透圧脱水シートとは余分な水分を吸い取り素材の旨味成分(アミノ酸、核酸)などはシートの分子より大きいので素材に残ると画期的なもの。
ホームセンターや釣具屋でも売ってあるので簡単に入手は出来るはずです。
このシートと魚を処理する際に使う血合い取りで水ジェッターという水圧ガンを北海道の魚鬼さん(イトウさん)から頂いてましたので使ってみる事にしました。
先ずは処理段階
水道蛇口にホースと同じジョイントのクランプを差込みセット。
引き金を引くと水圧で細い水が勢いよく出てきて血合いや不純物を開いた魚の中を除去してくれます。
家の中では水が飛び散るので外でやったがいいと思います。
簡単に数を処理出来ました。
さて本題の干物作り。
塩分は8%で作りますので水1Lに対し塩80gです。
塩水を作り開いて処理した魚を4時間~8時間、冷蔵庫の中で漬け込みます。
漬け込んだあと、余分な水分はキッチンペーパーなどでふき取ります。
ココで浸透圧脱水シート(ピチット)の登場
袋状になっており中にゼリーの溶液が入ってます。
そのまま包んで使うのですが袋には裏表なく破ったり中を空けて使うものではありません。
包んでおくと素材の水分が袋の中に浸透し中に水が溜まるという画期的なもの。
シートを広げて魚を置いて半分のシートを被せるだけ。
このまま冷蔵庫で12~20時間置いておくだけです。
12時間置いた魚を出してみました。
大きいのはもう少し時間おいてしたがよいみたいなので20時間を目処で。
取り出すと干物のように身が絞まり水分が抜けてるのが分ります。
保存する時はシートを外し、ラップに来るんで冷凍保存。
シートの中にはこれだけの水分が吸い込まれてました。
この水分は外には漏れず嫌な生臭い臭いも和らぐので衛生的で奥方に怒られる心配もなくなる(笑)
肝心な味は・・・・
風が無い時の干し物は失敗しやすい。
まして雨ならば危険。
冷蔵庫で本格的というか本格を上まる出来栄えでした。
ホント、抜群に旨かったですよ!