厚労省の調査によれば2月の勤労者の実質賃金は前年比1.3%マイナスとなったがこのマイナスはなんと23か月連続で1991年以来最長になるそうだ。
昨年の春闘で記録的な賃金上昇があったと記憶しているが結局物価高騰の後追いでしかなかったのだねぇ。
さて今年の春闘では去年を上回る賃金上昇があったが実質ベースでいつになったらプラスに転じるのだろうか? とにかく直近でもマイナスなのである。
先ほども経団連会長が「早くプラスになることを期待している」と記者会見で述べていたが決して力強いものではなかった。(笑)
物価上昇を反映しない名目賃金は間違いなく上昇しているが、残念ながら物価高騰を考慮すると我々の手元は窮屈になっているので節約を強いられるのは言わば自然の成り行きである。
幸か不幸か、6月には岸田首相肝いり(?)の所得減税があるので一時的に可処分所得は増えそうだがとにかく1回ポッキリの話であってしかもその分我々の借金が増えるのだからあまり喜べない。
とんだところで首相の打った手が奏功するねぇ・・・、こんなことでお茶を濁されても困るのだが。
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