ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

アンストッパブル

2011-01-04 16:30:16 | あ行
2011年、明けました。
今年もよろしくお願いいたします。

新年一発目は
ゆるみきった心と体
ガツン!とかますこの作品で。

「アンストッパブル」68点★★★


米ペンシルバニア州。

勤続28年のベテラン機関士
フランク・バーンズ(デンゼル・ワシントン)は

新米のウィル・コルソン(クリス・パイン)と
貨物列車を移動させる作業をしていた。

そんな二人のもとに
緊急連絡が入る。

なんとおなじ州の操車場から
無人の貨物列車が動きだし
猛スピードで暴走し
こちらに向かっているというのだ!

このままでは
大惨事が起こってしまう――。


そして
フランクとウィルのとった行動とは?!


トニー・スコット監督×デンゼル・ワシントンが
「サブウェイ123 激突」(09年)に続けて送る
鉄道ノンストップアクション。


2001年、オハイオ州で実際に起こった
鉄道事故を元にしたそうで

そういえばおぼろげに
中継のニュース映像を見た記憶が・・・。


こんな結末だったとは
知りませんでした。すげー。


独特のシャープな映像テクが
緊張感を煽り
最後までハラハラさせられました。


「サブウェイ~」もそうだったけど
列車が通過するときの轟音や
金属のきしむ音などが
めちゃ怖くて

フツーに接してる乗物なのに
ああ鉄のかたまりなんだなあ
凶器になるんだなあと
再認識させるところが見どころでしょうか。


ただ、機関士たちの人間ドラマが
ちょっと薄っぺたく

いってしまえば
まあアクションだけ。


あとは緊急事態における
企業や現場の
危機管理能力について考えさせる、とかね。


まあ1時間半とコンパクトなので
お正月ボケを覚ますには
最適かと思います。

★1/7から全国で公開。

「アンストッパブル」公式サイト
コメント (4)
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