ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

グリーン・ホーネット

2011-01-19 13:20:22 | か行
これも元ネタがあるんですねえ。
アメリカってのは
ヒーローを何人抱えてるのか。


「グリーン・ホーネット」57点★★☆


ブリット(セス・ローゲン)は
大新聞社の息子。

厳しい父親に育てられた彼は
すっかりヒネて
放蕩三昧の日々。

だが父親が急死し
ブリットは社長業を引き継ぐことに。

そして彼は父親の運転手だった
カトー(ジェイ・チョウ)に出会う。

メカに強く、腕っぷしも強い
天才カトーに感動したブリットは
カトーにこう持ちかける。

「俺たちで
世の悪を正すヒーローになろう!」


さてはて
凸凹コンビは活躍できるのか――?


1930年代にラジオドラマとして誕生し、
60年代にはテレビシリーズと
大人気の原作を

「僕らのミライへ逆回転」の
ミシェル・ゴンドリー監督が映画化した本作。
しかも3D。

元ネタはブルース・リーを
人気者にしたことでも知られてるそう。

ほへぇぇ~知りませんでした!

だから端々に
ブルース・リーネタが出てきたんだ。


ただ映画の出来としては
ちょっと予想はしてたんですが
悪いほうに当たってしまった。


ミシェル・ゴンドリー監督って
そもそも
ちょっとバクチ的なところがあるんですよねえ。


繊細すぎて理解しにくい
ビミョーな線の細さとか

素人くささとか
独特の空回り感が


科学作用を起こすと
ビッグバンになるのですが


今回は最先端の映像や
ザッツ・ハリウッド
エンタテイメント性など

器と監督の持ち味が
まったくかみ合ってない!(苦笑)


3Dである必要も全然なくて
メガネが邪魔だった…。


監督、フランス人なんで
ハリウッド招致による
こういうことってときどき起こるんですけどね。。。

持ち味を
融合させきれない事態。

リュック・ベッソンとかもときどき……。


ただ
カトーを演じたジェイ・チョウは
すごーくチャーミングでした。

レミオロメンのボーカルに似てる(笑)

美人秘書役の
キャメロン・ディアスも
しっかり役目果たしててキュートだし。


悪い意味でなく
監督を変えて
続編してみたらどうでしょうねえ。


★1/22から全国で公開。

「グリーン・ホーネット」公式サイト
コメント (2)
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