ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

GANTZ

2011-01-28 12:47:17 | か行
公開前にテレビで「デスノート」放送中。
見てますデス。。。

「GANTZ」28点★


大学生の玄野(くろの、二宮和也)と
幼馴なじみの加藤(松山ケンイチ)は

地下鉄の線路に落ちた
酔っ払いを助けようとして
列車にはねられてしまう。


「うわ、マジでオレたち
死んじゃうのかよ……」


と思った瞬間、
二人は無傷でマンションの一室にいた。

部屋の中央には
謎の巨大な黒い玉が。

そして黒い玉は彼らに命令する。

「星人と戦い、殺してきてください」

え?オレら死んでないの?星人ってなに?

二人は訳のわからないまま
武器を手に
壮絶な戦いに巻き込まれていく――。



映画を見た時点で
原作マンガは未読。

けっこうどんな話か
楽しみにしてました。


なので
見たあとすぐは

はっきりいってあきれるほど
幼稚でつまらないと思った。


描写は残虐でグロいし
演出も大げさなだけ。
話は意味不明。
しかも意味を知りたくなるようなものでもなく。


死んだ人間だから
殺し合いに道義的問題はなくて

しかも殺す相手は
見るからに異形なルックスの“星人”って
なんじゃあ?という。


ただ
映画見たあとマンガ読んで
ちょっと印象、変わりました。

作者がCGから二次元の絵を起こしているなど
オリジナリティと創意工夫のある
独自作だということが
よくわかって


そう見ると
かなり忠実に
映像化されてるんだなあと。


黒い玉とか、武器とか
輪切りになる人間も、星人のルックスも。

冴えなくて、ちょっといやなヤツな
主人公も二宮にピッタリだし。


映像化が難しい
まさに「マンガ的」世界を
ふんばって映画化したクリエーターたちの
汗が見てきたというか。


黒い玉、一生懸命磨いたんだろうなあ……なんて。


もはや映画評というところとは
完全にズレてますが
しかし
見たい人には、求めるものが与えられるのかも
と思いました。

それにこれだけチョケチョケ言ってても
続きはとりあえず見る、とか
思ってますハイ。


★1/29から全国で公開。

「GANTZ」公式サイト
コメント (4)
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