パク・チャヌク監督が
ニコール・キッドマンとミア・ワシコウスカを料理するなんて
期待度MAX!


「イノセント・ガーデン」69点★★★★



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孤独な18歳のインディア・ストーカー(ミア・ワシコウスカ)は
誕生日に父を事故で亡くしてしまう。

葬儀の日、
未亡人になった母(ニコール・キッドマン)とインディアの前に
長年行方不明だった
叔父のチャーリー(マシュー・グード)が現れる。


どこか怪しい叔父の振るまいに
敏感なインディアは不審を抱くのだが

叔父を気に入った母は
聞く耳を持たない――。

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「オールド・ボーイ」パク・チャヌク監督×
「ブラック・スワン」のスタッフによるミステリー。

そりゃ、期待値高いのは当然ってものです。


で、結果はですねえ・・・
デティールに凝った映像で
視覚的にはめちゃくちゃ楽しめるのだけど、
ミステリアスに盛り上げるはずの
肝心の話が
なんてことなさすぎて


脚本は
「プリズン・ブレイク」の主演で有名な
あのウェントワース・ミラー。

正体を明かさずにこの脚本を書き、
評価されたっていうのはスゴイんだけど


けっこう、ダークな人だったのね・・・(笑)

それに、あんまり深くはないよね・・・(苦笑)

と、初脚本作らしく
もう少しブラッシュアップが必要そうな感じでした。
ただ、パク・チャヌクの
怪しい「まやかし」のような映像を楽しむのには十分。

壁に飛び散った血がシュワシュワと音をたてるシーンとか
もう悪趣味と紙一重で(苦笑)

あのミア・ワシコウスカを黒髪の陰気な娘に仕立てあげ
(不機嫌で、とにかく無愛想。
学校でいじめられる「キャリー」みたいなシーンもある!

さらにニコール・キッドマンをもてあそぶなんて、
最高のお膳立てをされて、
ホントに楽しかったんだろうなアと。

エンドロールもなんか
“トンガリ”感バリバリで、それはそれで
なんかいいじゃん、と。


ちなみにワシは
最初のチラシの雰囲気が好きす。

★5/31(金)から全国で公開。
「イノセント・ガーデン」公式サイト