ヤッホ~~。
これからの季節、山はいいね!
「春を背負って」71点★★★★
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金融業界で働く亨(松山ケンイチ)のもとに
ある日、父(小林薫)の訃報が届く。
父は立山連峰で山小屋を営んでいた。
通夜で亨は、
山小屋で働いていた愛(蒼井優)など
父を偲ぶ山の仲間たちに出会い、その存在の大きさを痛感する。
そして、父の跡を継ぎ、
山小屋を継ごうと決意するが――?!
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「劔岳 点の記」を大ヒットさせた
木村大作監督の2作目。
名キャメラマンであるキャリアを生かし、
清く険しく美しい“ニッポンの山岳映画”を開拓し
ズバリ、平成の山ブームに当てた監督は
今回も山を舞台にしています。
そして
本作はホームドラマ要素が高く
若々しく、明るく朗らか。
山岳話に付きものであるき山の事故なども、
ことさらに大事件と騒がない。
そんな器の大きさが気持ちよく、
雄大な自然の風景が美しく、
大事件はなくても1時間56分があっという間に
すがすがしく過ぎてゆきました。
陰影パッキリと強い映像、清らかな男女の会話、鼻歌・・・と
現代話とは思えない“昭和の純朴さ”が満点で、
団塊世代の山岳ファンに
これまた響くんじゃないでしょうか。
「モンベル」のロゴも出てくるし、
山装備も最新なのにねー。
いまどき貴重種にみえる
山男役の豊川悦司氏の、飄々っぷりにも
笑ったなー。
★6/14(土)から全国で公開。
「春を背負って」公式サイト