ももクロさんもいいけど
黒木華さんがいいね!
「幕が上がる」74点★★★★
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静岡県立高校の演劇部。
次期部長に任命された2年生のさおり(百田夏菜子)は
高校演劇の全国大会を目指し、
勝ちたい気持ちはあるものの、何をしていいかわからない。
そんなさおりの前に
謎の新任の美術教師・吉岡(黒木華)が現れて――?!
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平田オリザ原作×「踊る大捜査線」シリーズの本広克行監督×
「桐島、部活やめるってよ。」の喜安浩平脚本による、
高校演劇をテーマにした青春映画。
たまたま昨年、平田オリザさんに
「演劇教育」に関して取材をさせていただいた縁もあり、
見ながら
まさに平田さんが推奨する
「教育現場に演劇がもたらす効果」が
よく表れているなあと、思いました。
主要5人の登場人物を演じるももいろクローバーZの面々も
平田氏の演劇ワークショップを経験して撮影にのぞんだそうで、
たしかにそれぞれがしっかり演じ、輝いている。
引きを多用した抜け感ある映像も
伸び伸びして気持ちよく
青春の汗と熱さ
何かに夢中になるかけがえのない尊さを
青春から遠く離れたワシにも
懐かしく思い出させてくれました。
それに
クールな先生役・黒木華がいままでで一番ハマリ役。
10代の少女たちに憧れられる身近でリアルな大人を
サバサバ演じて、いいっす。
小ネタや笑いの感覚に
ちょいちょい「踊る~」風味がありますが、浮く感じはなく、
それも楽しめました。
★2/28(土)から全国で公開。
「幕が上がる」公式サイト