ワシにとってボンドって
もう
ダニエル・クレイグなんだよねえ。
「007 スペクター」72点★★★★
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スカイフォールで、上司M(ジュディ・デンチ)を失った
ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)。
そしていま彼は年に1度の祝祭「死者の日」に湧く
メキシコにいた。
ターゲットと激しい戦いを繰り広げた彼は
不気味なマークが刻印された指輪を手にする。
それはある闇の組織の印だった――。
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第一印象は
「クラシカル」な気持ちよさ。
冒頭、
メキシコの「死者の日」パレードの大群衆のなかで
ボンド(ダニエル・クレイグ)が流麗に動き回り
それをまた流れるようなカメラワークが追う。
そしてヘリも飛ぶ大アクションにつながっていき
「ほお・・・(よく撮ったなあ)」とため息。
その後も
時系列に沿って、謎を追いながら、
ボンドが世界中を駆け回る。
単純な構成なんだけど優美なカメラワークと
大がかりでリッチなロケ、
そしてダニエル・クレイグの優雅さとキャラで
映画って
こんなにも魅力を出せるんだなあと。
その原点を見たというか
身を任せているだけで楽しいや、という(笑)。
今回、ダニエル・クレイグは
ヒョウのようなスマート&クールさは健在だけど
若干、肩の力が抜けているというか
どこかオフ感、ラフ感があるのも
ちょっとイイ。
事件を追う動機や立場、
子ども時代のエピソードが出てきたりするのも
関係あるのかな。
あと、雪山でのセーター姿とか?
Q(ベン・ウィショー)がかなり大活躍するのも
ポイント高し!(笑)
ダブル・ボンドガール(ウーマン?)となった
レア・セドゥの美しいけどベタっとしてない
スッキリ感もいいし
対するモニカ・ベルッチの妖艶なこと!
(もうちょっと出てほしかったけどね)
あと
敵役のあの方よりも
M役のレイフ・ファインズが
めっちゃくちゃ存在感ありました。
これで最後ではないか?と言われているダニエル・ボンド、
うーん、どうなんだろう。
もう1作くらいイケるんじゃないすか?(てか、やってほしい。笑)
★12/4(金)から全国で公開。
「007 スペクター」公式サイト