このタイトルは
正直、ワシにはキビシかったんですけどね(笑)
「ネコのお葬式」68点★★★☆
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青年ドンフン(カンイン)は
かつての恋人ジェヒ(パク・セヨン)を
1年ぶりに呼び出した。
二人で飼い始め、
別れたあとドンフンが引き取っていた
猫のクルムが亡くなったのだ。
二人はクルムのお葬式をするために
ある場所へと向かう。
出会いの瞬間や、一緒に暮らし始めたときのこと
さまざまな想い出を遡りながら二人がたどり着く場所とは――?
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別れたカップルが、同棲中に一緒に飼い始めたネコ。
そのネコが亡くなってしまい
弔いをするために二人が再会し、
かつての日々を回想していく――というお話。
あくまでも二人の恋物語が主流で
ことさらネコが可哀想な描写などないので
そこは安心してよいです。
野良猫設定のネコが
「あれ?これベンガルじゃね?」な純血&美貌に成長するなど
少々の「ん?」はあるんですが
まあ、このネコ、かわいいのでよしとしよう(笑)
しかしこの主人公も
せっかく可愛い彼女をゲットしたのに
ちょっとした「疑い」に揺さぶられ
でも彼女には肝心のところを聞き出せないという
モジモジぶりが救いがたい。(苦笑)
でもそのモジモジゆえに起こる
恋人たちの誤解やすれ違いはいかにもありそうで、
甘酸っぱく
けっこう見入ってしまいました。
こういう男の子、いかにもいそうな感じするしね。
久々に王道「韓国ボーイ・ミーツ・ガール」ものを見た感じ。
なによりワシ、ネコや動物を扱う映画は
「何か悪いことが起こるんじゃないか」のフラグが
ずっとつきまとうのが辛くて
見られなかったりすることも多いんですが
今回のような「最初から亡くなっている前提」は
まだ少しラクだったかも・・・とも思いました。
そして告知。
直前のお知らせで恐縮でございます。
明日2/11(祝・木)に下北沢のB&Bで
『ねこシネマ』(双葉社)を作られた
ねこシネマ研究会代表・猫田虎夫さんと
ワシ、中村千晶のイベントがあります。
「2016年ねこシネマブーム!? ねこシネマの魅力を語る」
~映画『ネコのお葬式』公開記念~
「ねこシネマ」について
猫田さんにいろいろ聞いちゃおうと思っていますので
どうぞお立ち寄りください~。
★2/13(土)からシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国順次公開。
「ネコのお葬式」公式サイト