80年代の「電脳」な雰囲気、バリバリ。
「ゴースト・イン・ザ・シェル」68点★★★☆
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近未来。
事故に遭い、脳以外は全身義体となった
少佐(スカーレット・ヨハンソン)は
公安9課に所属し、サーバー犯罪を取り締まっていた。
彼女が追うのは
他人の脳にハッキングして
自在に操作する謎のサイバーテロリスト。
だが、捜査を進めるうちに彼女は
自分の意識に、記憶にはない「バグ」が起こることを発見する。
自分の記憶は、本当に正しいのだろうか――?
迷いを感じ始めた彼女は
ある人物に出会う――。
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「攻殻機動隊」の実写版。
スカヨハ好きとして
まず彼女を見られるだけで満足。
そして
猥雑でジャンクで
けばけばしいネオンサイン溢れる街や
あの歌も踏襲され
ムードも世界観も
サイバーパンクのあの時代へ呼び戻されたような
最新映像なのに、どこか懐かしさを感じる不思議。
製作者たちの元ネタへの
並々ならぬリスペクトを感じます。
CGの見せ場は多いんですが
ただ話は監督自身が
「シンプルにした」というとおりで
ちょっと別のものかな、という感じ。
「攻殻~」を知っていても知らなくても
単品のSFとして
主人公の動機や、敵対関係などに
ちょっと物足りなさがあるんだなー。惜しい。
それに
スカヨハもここまでハダカでなくても・・・と
嬉しいんだか、困るんだか(笑)
でもバトーがとても雰囲気似てて
いい感じでした。
これだけで「イノセンス」も作れそう・・・とか
楽しみにしちゃうところもあり。結局、楽しいんですかね。
★4/7(金)から全国で公開。
「ゴースト・イン・ザ・シェル」公式サイト