いやー、これを成し遂げた主人公はまさにヒーローだ!
「パッドマン 5億人の女性を救った男」70点★★★★
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2001年、北インドの田舎町で
ラクシュミ(アクシャイ・クマール)は
愛する妻(ラーディカ・アープテ-)と新婚生活を送っていた。
ラクシュミは小さな工房に勤めており
「タマネギ自動カットマシーン」などを発明しては
妻を喜ばせようとするアイデアマン。
そんなある日、ラクシュミは驚きの事実を知る。
妻や女性たちは生理中、
高価な市販のナプキンを使えず、古布で処理をしていた。
それが原因で感染症を起こす女性も少なくないと知ったラクシュミは
愛する妻のため、安価なナプキンを開発しようと決心するが――?!
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インドで生理用ナプキン普及に人生をかけた、実在人物の物語。
ときどき歌とダンスが入るあたりはボリウッド風だけど
基本は実話に基づくドラマ。
しかし本当にこの偉業を成し遂げた主人公はすごい。
ナプキンの改良も大変だけど
まず女性たちからの拒絶がものすごいんだもの。
生理中は「穢れ」期として
家族と同じ部屋にも入れないような状況があり(知らなかった・・・)
そのことに触れるのは超タブー。
男性である主人公がその問題に触れようとすると
変人扱いを通り越して、嫌悪の目すら向けられてしまう。
女性のためを思って奮闘しているのに
試作品を試してすらもらえないような状況で
彼は、よく諦めなかったなと。
そしてついにオリジナルの「ナプキン製造器」を完成させてからも
特許で儲けたりするのではなく
安価な製品を女性たちに届けることにこだわり、
女性の自助グループなどに機械を販売し、彼女たちを助ける活動をした。
まさに正義のヒーロ-!
感心しました。
★12/7(金)からTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開。