ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

シュガー・ラッシュ:オンライン

2018-12-23 23:50:37 | さ行

白雪姫からモアナまで

プリンセス大集合のキラキラには大人も抗えまい(笑)

 

「シュガー・ラッシュ:オンライン」69点★★★★

 

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とあるゲームセンターにある

レースゲーム「シュガー・ラッシュ」のレーサー、ヴァネロペと

ドンキー・コングみたいなゲームの悪役ラフルは

自身のゲームを超えた冒険と交流で、いまや親友同士になった。

 

そんな、ある日

「シュガー・ラッシュ」を操作するハンドルが壊れて

ゲーム自体が廃棄の危機に陥る。

そうなるとヴァネロペも消えてしまう!

 

困った二人は

「インターネットの世界で、古いゲームの部品も手に入る」ことを知り、

なんとかハンドルを手に入れようと

ネット世界に入り込むが――?!

 

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閉店後のゲームセンターを舞台に

「仕事を終えた彼らが何をしているのか?」をユニークに描いた

リッチ・ムーア監督作「シュガー・ラッシュ」(12年)。

 

その後、「ズートピア」(16年)でのアカデミー賞長編アニメーション賞を受賞を経て

監督が手がけた

「シュガー・ラッシュ」の続編です。

 

前作のおもしろさは、まずゲーム世界を舞台に

その世界観の概念構築をしっかりしたことだと思う。

 

「ストリートファイター」のキャラ同士が「おつかれ~」と飲みに行ったり

パックマンやソニックが歩いてたり、の「おお~」もあるけど

 

それが

単なる懐かしネタや、キャラ集合だけでなく

配線コードの中を列車に乗って、ほかのゲームに移動したりとか

世界の構造ルールに筋が通ってて、

「なるほどなあ」と思わせるんですよね。

 

で、本作もやっぱり、その基板にのっとって

「インターネットの世界」を描いていて、そこがおもしろい。

 

ネットのなかで物が買われる仕組みや、検索のしくみなど

誰もが「見えないし、気にしてない」ネット世界の概念を、

見事に可視化してて

すごいなあ!と思いました。

 

で、そのなかで前作のキャラ、ヴァネロペとラルフの冒険があり、

さらに

ディズニープリンセス14人が一堂に会するシーンがあったりする。

もうちょっとプリンセス、

出てきてくれるとよかったかな、とは思ったけど

見どころではありました。

 

 

「AERA」12/24号の「いま観るシネマ」で

プリンセスたちのキャラデザインもし、

全体のアートディレクターも務めた

若き才人、アミ・トンプソンさんにインタビューさせていただきました。

 

AERAdot.でも読むことができます~

 

大阪とカナダにルーツを持つ彼女は

プリンセスのようにキュート! 日本語もペラペラ!w

あのジブリでインターンをしたこともある彼女の卒業制作「バジリスク」もすごいので

ぜひネットで検索してみてください~!

 

★12/21(金)から全国で公開。

「シュガー・ラッシュ:オンライン」公式サイト

コメント (2)
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