はっはっは
2分の1、がこういう意味だとは!(笑)
「2分の1の魔法」73点★★★★
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かつて世界には「魔法」があった。でも、いまそれはもう消えかけている――
そんな現代に暮らすイアンは
優しいけれど、自分に自信がない内気な少年。
生まれる前に父を亡くした彼は
「一目、父に会いたい」という願いを持ちながら
母と、ちょっと変わった兄バーリーと暮らしている。
そんなイアンは16歳の誕生日に
かつて父が母に託したプレゼントを贈られる。
それは、なんと魔法の杖。
イアンの父は、才能ある魔法使いだったのだ!
父に一目会いたい一心で
魔法の杖を握ったイアンだったが――?!
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ディズニー&ピクサーの最新作。
開始早々、
「2分の1、がこういう意味だとは!」と
爆笑してしまいました(笑)
監督は
「カーズ」(06年)の脚本や「トイ・ストーリー3」(10年)のストーリー・アーティストを務め
「モンスターズ・ユニバーシティ」(13年)で長編監督デビューをした
ダン・スキャンロン。
監督自身が1歳のときに父親を亡くしていて
そのパーソナルな体験に基づいたストーリーだそう。
「もし、一日だけ父に会えたら、どんな体験だろう!」
――そんな発想を展開させ、
気弱な少年と、超キャラ立ちな兄を対比させ、
ハラハラの冒険を通して
少年の成長、そして大切な存在への気づきへと昇華させていく。
知恵とテクを極めたエンターテインメントの最高峰
ピクサーの才力の集結に
やっぱり感嘆してしまうのでありました。
なんといっても
いまや陰謀説のごとく怪しい「魔法の時代」を信じ、
「呪文」や「スポット」に詳しい魔法ヲタで、
いわゆる”痛車”を乗り回し
それでも、内気な弟を見守る
兄貴バーニーがいいんですよねえ。
ちょっと
「デッドデッドデーモンズデデデデストラクション」(by浅野いにお)の
凰蘭の兄貴みたいで(笑)
こんな時代、こんな夏休みにこそ
ぜひ家族で楽しんでいただければと思います。
★8/21(金)から全国で公開。