テレンス・マリック監督の最新作です。
「トゥ・ザ・ワンダー」51点★★☆
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アメリカ人のニール(ベン・アフレック)は
フランスで娘持ちのマリーナ(オルガ・キュリレンコ)と出会い、恋に落ちる。
マリーナは娘を連れて
ニールとアメリカに渡り、
オクラホマの小さな町で暮らし始める。
その町では神父(ハビエル・バルデム)が
周囲の人々の世話を焼いている。
だが月日が経ち、
ニールとマリーナの間にあった情熱は、
少しずつ冷えはじめていく――。
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“生きる伝説”と言われる
テレンス・マリック監督の新作です。
「天国の日々」はもちろん
前作「ツリー・オブ・ライフ」は「すげえ!」と思いました。
しかし本作は……
壮大な暴走?(笑)
「愛のなんたるか」を描いており、
その感触、スキンシップを感じるおもしろい映画ではあります。
映像は壮大に美しいし。
しかしまあ
ひたすら男女のイチャイチャを見せられているとも言えるし
美女オルガ・キュリレンコのイメージビデオとも言える(失笑)
「なぜ、愛は冷めてしまうのか?」という
人類の壮大なるテーマを扱っているんだけど
そこんところをリアリズムでグッとこさせる良作は
特に最近、多くあるので
(「ブルー・バレンタイン」とか
「テイク・ディス・ワルツ」とかね)
そのなかでこれは
もひとつ、こっちにやってこない。
愛は自分を包み込んでくれる“安心”であるけれど
それは同時に、不安や怖れを生むものでもある――というメッセージは
すごく納得できましたけどね~。
★8/9(金)からTOHOシネマズ・シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国で公開。
「トゥ・ザ・ワンダー」公式サイト
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