ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

ジェントルメン

2021-05-08 13:19:21 | さ行

なんか、久々に痛快リッチー。

 

「ジェントルメン」73点★★★★

 

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ロンドンのパブに

ハンサムな紳士が入ってくる。

その男ミッキー・ピアソン(マシュー・マコノヒー)は

闇の世界で名を成したボス。

が、そのとき彼の背後で、銃を構える男がいた――。

 

ところ変わって

ミッキーのビジネスパートナー、レイ(チャーリー・ハナム)の自宅。

レイが夜に帰宅すると、男が忍び込んでいた。

その男は私立探偵フレッチャー(ヒュー・グラント)。

 

ゴシップ紙の編集長(エディ・マーサン)の依頼で

ミッキーとレイの周囲を探り、

犯罪の証拠を集めていたという。

 

「ゴシップ紙に売ったらあんたの組織は破滅だ。

イヤならこのネタ、買わない?」

 

――そしてフレッチャーはレイに

集めたネタを“ご丁寧に”披露していくのだが――?!

 

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ガイ・リッチー監督による

痛快クライムサスペンス。

 

ガイ・リッチーといえば

「スナッチ」(00年)、というイメージがあったので

このクセモノ男たちがワチャワチャ出てくる感じ、

なんか久々で嬉しかったす。

 

いまだやんちゃを保ちつつ、

成熟も獲得してて、旨みたっぷり。

 

互いを探り、裏をかき合う闇社会のゴタゴタも

狂言回し役のヒュー・グラントの解説という構造から

敵味方の区別や、話がわかりやすく伝わるし

 

なにより

軽快で粋なセリフのリズムと、このカメラワーク!

役者は体得するの大変だったと思う。

 

ボス役マシュー・マコノヒーもカッコいいけど、

やっぱヒュー・グラントがいいし

そして意外にも(失礼!)

コリン・ファレルがダークホースだったりする(笑)

 

1968年生まれのガイ・リッチー監督、

同世代のマコノヒーを筆頭に

このなかでは若手のチャーリー・ハナムにも

ユーズド加工をほどこしつつ

“いい頃合い”の男たちとつるんで

楽しそうです。

 

このバージョーンのポスターも

イカしてるよねw

 

★5/7(金)から公開。

※上映情報は公式サイト&各映画館のサイトをご確認ください。

「ジェントルメン」公式サイト


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