なんか、久々に痛快リッチー。
「ジェントルメン」73点★★★★
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ロンドンのパブに
ハンサムな紳士が入ってくる。
その男ミッキー・ピアソン(マシュー・マコノヒー)は
闇の世界で名を成したボス。
が、そのとき彼の背後で、銃を構える男がいた――。
ところ変わって
ミッキーのビジネスパートナー、レイ(チャーリー・ハナム)の自宅。
レイが夜に帰宅すると、男が忍び込んでいた。
その男は私立探偵フレッチャー(ヒュー・グラント)。
ゴシップ紙の編集長(エディ・マーサン)の依頼で
ミッキーとレイの周囲を探り、
犯罪の証拠を集めていたという。
「ゴシップ紙に売ったらあんたの組織は破滅だ。
イヤならこのネタ、買わない?」
――そしてフレッチャーはレイに
集めたネタを“ご丁寧に”披露していくのだが――?!
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ガイ・リッチー監督による
痛快クライムサスペンス。
ガイ・リッチーといえば
「スナッチ」(00年)、というイメージがあったので
このクセモノ男たちがワチャワチャ出てくる感じ、
なんか久々で嬉しかったす。
いまだやんちゃを保ちつつ、
成熟も獲得してて、旨みたっぷり。
互いを探り、裏をかき合う闇社会のゴタゴタも
狂言回し役のヒュー・グラントの解説という構造から
敵味方の区別や、話がわかりやすく伝わるし
なにより
軽快で粋なセリフのリズムと、このカメラワーク!
役者は体得するの大変だったと思う。
ボス役マシュー・マコノヒーもカッコいいけど、
やっぱヒュー・グラントがいいし
そして意外にも(失礼!)
コリン・ファレルがダークホースだったりする(笑)
1968年生まれのガイ・リッチー監督、
同世代のマコノヒーを筆頭に
このなかでは若手のチャーリー・ハナムにも
ユーズド加工をほどこしつつ
“いい頃合い”の男たちとつるんで
楽しそうです。
このバージョーンのポスターも
イカしてるよねw
★5/7(金)から公開。
※上映情報は公式サイト&各映画館のサイトをご確認ください。
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