ヨーロッパで空前の大ヒット!――というのも納得。
実話というのもスゴいけど
なるほど、気分いい映画ですねえ。
「最強のふたり」79点★★★★
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スラム出身の黒人青年ドリス(オマール・シー)が、
大富豪フィリップ(フランソワ・クリュゼ)の屋敷に面接にやってくる。
フィリップは事故で首から下が麻痺し、
介護人を必要としていたのだ。
だが、実はドリスは面接に本気ではなく、
不採用になって失業手当をもらおうという魂胆。
障害者であるフィリップにも遠慮のない物言いをし、
周りはヒヤヒヤするが、
当のフィリップはなぜかドリスを気に入る。
彼は腫れ物に触るような周囲の扱いや、
障害者への同情に、飽き飽きしていたのだ。
そしてドリスは採用され、ゴージャスな屋敷で
彼の世話をすることになるが――?!
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フランスで3人に1人が観たという評判の作品。
なるほど、おもしろいですわ。
実話っていうのがすごいですが、それに引きずられることもなく、
つまり「気分のいい」映画なんですね。
まず
演出がすごくストレートで、遠慮がないんですよ。
大富豪とスラム出身、という格差を
「それが現実でしょ?」とばかりにズケズケ描くし、
音楽の趣味の違いとか
わかりやすいツールを使って、小難しさはゼロ。
黒人青年のギクッとするほどの「障害者ネタ」ジョークも
ヒヤヒヤしながら笑っちゃう。
そして
ガタイのいい青年が車イスの主人を軽々運べたりするシーンに
「適材適所か・・・」とフッと、現実を思うわけです。
だって介護の勉強をしてきたヒョロい大学院生より
彼のほうが使えるんだもん実際(笑)。
で、主人は青年に導かれて新たな楽しみを知り
青年もまた、知識豊かな主人との触れ合いで、
より広い世界を知ることになる。
そんな二人の描きかたゆえ、
“いい話”より前に、
なーんかシンプルに
「相性のいい人間どおしが、出会うしあわせ」を感じさせていいんですね。
また
この黒人青年ドリスが、
出自や学歴とは関係なく、物事を正確に見極め、
それを表現できる言葉を持ってるのがいい。
バッハのチェンバロ曲を聴いた彼が
「裸のやつらが笑いながら走ってるイメージ?」
というシーンには笑ったなア。
最初、監督はこの実話のドキュメンタリーを見て
映画化したいと思ったそう。
ドキュメンタリーじゃなくドラマにしようと考えたら
実際のフィリップ氏が
「ユーモラスにコミカルにして」と乗り気で
ドキュメンタリーにはなかったラストをこっそり教えてくれたんだって。
成功だったですねえ。
★9/1(土)からTOHOシネマズシャンテほか全国で公開。
「最強のふたり」公式サイト
いい映画ですけど
ここまで大ヒットした理由はホント謎ですねえ。
「アイアンスカイ」
見られなかったんですよー。
くやしいんで、観に行きますなんとか。
評価 ヨーロッパ系のちょっといい話。でも、ところどころにスパイス効いてる。笑って、少し感動。
さて、番長がスルーした「アイアン・スカイ」!!
B級、C級、おバカ映画なんて評価も結構!!!
元々この手のバトル物は守備範囲ではないので、CGの巧拙などは判りません。
でも、地球のアメリカのおバカな所を徹底的におちょくる姿勢は買いですよ。バカブッシュ(息子)を直接出さないけど、手変え品変えの技。私は十分にニンマリさせてもらいました。
おすすめです。
ぷっちんさんのブログ、拝見させていただきました☆
「プロメテウス」
そのとおりだと思いました。
生へのガッツの欠如~~!
本作は、
宣伝とズレがすこーしあるとすれば
「感動実話!」つうより
けっこうジョークきっついわー、というところかも(笑)
そこがいんですが。
こんな映画が観たいかも。