”灰出し”の仕事は、気分だけでも楽しまなきゃぁ、と思って、自分で「シンデレラの仕事」と称している。
全身灰をかぶって、大変だけど、楽しいこともある。
灰の中から炭をひろい出して、丸物の炭を大小と半丸の三種類に分けて並べる。炭の出来がいいと、この作業はとても早くできる。
そう、一昨日はまさしく、シンデレラにとって、仕事がいつになく楽しかった。
今回は特に長い炭がたくさんできていて、1m以上の長い物は別にとっておく。
写真の炭はその中でも珍しい。
長さは約1m20cm。真ん中くらいから、二股に分かれている。
太い原木は半分とかに割っておくのだが、これは一本の木の太い部分だけ割って、釜に詰めたら、そのままの形で炭になって出てきたのだ。普通は割れて、丸物と半丸の製品となる。10年くらいやっているが、初めてのことだ。
最近は炭をインテリアに使うことも多く、長い炭だけでなく、変わった形も喜ばれている。
目を皿のようにして、一つ一つ炭を吟味しながら、木の自然な形、それでいてアートになりそうなもの。
大きい炭はないけれど、写真のようなものも数点、出てきた。玄関の下駄箱の上や、テレビの上などにレースなど敷いて置いたら素敵かな?
そんなことを考えながらの仕事は、楽しい。
更にその炭を見て、「これ、いいねぇ。」なんて言って、買って帰られる時、私のアート感覚を誉めてもらえたようで、最高に気分が良くなるのだ。
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