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25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

新書買い置き

2019年01月21日 | 日記
新宮のひとつ隣にある佐野のショッピングモールまでドライブした。ここには書店、音楽CDショップもあり、金魚屋さんもある。それとウィスキーの品ぞろえがよい。「麻布」というピュアモルトがあった。へえ、麻布、日本のメーカー、しかも大阪のメーカーのようである。それを買ったみた。夜、それを飲んだ。スモーキーである。「山崎ウィスキー」をスモキーさ1だとしたらアイラ島の「ボウモア」は10である。スーパーニッカは4。麻布は7ほどである。ところがこの「麻布」、最後の氷で薄まった一滴の味が雑なのである。このあたりはニッカやサントリーはうまくできている。ロックで飲んでいると最後は水の雫のようになる。その雫が二杯目へと進ませない。熟成がまだ足りないのだろうか。これであれば、「麻布」より安い「知多」の方がうまい。しかしこれはグレーンモルトである。

 書店で新書を買い置きした。
 「日本が売られる」(堤未果) 水が売られる、土が売られる、種が売られる、ミツバチの命が売られる、食の選択肢が売られる、牛乳が売られる、農地が売られる、森が売られる、海が売られる、築地が売られる、とうとう日本人の未来まで売られるという話らしい。
 もう一冊は「日本進化論」(落合陽一)。人口減少社会を危惧する中、彼は「人口減少社会は、史上稀なるチャンスだ!」という。果たして? という感じで手にした。
 最後の一冊は「極上の孤独」(下重暁子)である。これは新聞広告で見たので、あれば買おうと思っていた。タイトルからわかるように「孤独であってもいいじゃないか、こんな自由ってないよ」と言っているような気がする。まだ読んでないからわからないが、きっとそうだと思う。「孤独を寂しいとか、孤独じゃいけないから人との交流に無理をするとかそういうことはもういいんじゃないの」と言っているような気がするのだ。
 これらはしばらくの間は読むことはない。「サピエンス異変」を読んでいるからだ。昨日までは考古学でしか言えない、人類の遠い、遠い昔の「中央、東アフリカの環境がサバンナになって、「足の進化」が始まり、汗をかくことの有利性、手の進化と話が続いた。労働時間はせいぜい1日4時間から6時間ほどだったという研究もあるらしい。今日からは有史時代に入る。軸はあくまでも「人新世」が来年から始まり、今は「完新世」だということである。

 ヨーロッパ、アメリカは難民、移民でたいへんである。適度な労働者として使ってきた歴史があり、そこへ戦争などで難民が押し寄せることになった。白人系は押しやられるというか、確実に人口割合を減らしていく。今のアメリカがそうだ。日本も同じステージに入っていく。中東、アフリカ、地球経済はグローバル化が進行する中、一国主義が登場している。混然としていきながらも、5G,AI,Iot、ブロックチャーン、ビッグデーター、解像度、センサー技術、医学などは進んでいく。人類の新たな産業革命が起こりつつあると言われている。
 ぼくは飢餓がなくなり、貧困が底上げされ、戦争という言葉がなくなれば人類はもはや言うことなしという気がするが、みなどう考えているのか知りたいから新書を読むのである。