ぼくの仕事場の1メートル脇の床に、ゼンマイで動くラジオがある。緊急時に必要なものだとイギリスのおじいさんが開発したものだ。それは24年ほど前のことだ。おもしろそうな人だからパトリシアにその発明家を取材してほしいと頼んだ。彼女は尾鷲からすぐに成田へ。そこからロンドンに飛び、詳細に取材してきた。その記事は雑誌に掲載されている。今も持っていると思う。まだ携帯電話が普及していなかった時代だったと思う。
災害時に携帯電話の充電光景をよくみる。どの会社もいち早く充電ができる体制を整える。だから日本ではゼンマイのラジオはもう必要がないのかもしれない。携帯電話システムが整っていない地域。もう世界にはないのかもしれない。
またこのラジオは発想が面白かったものの売れなかったかもしれない。災害のためだけに買うとは思えず、ラジオだけなら乾電池の予備を用意しておいたほうが安いだろう。この発明家は今はどうしているのだろうか。このラジオからの応用で何かをまた発明しているのかもしれない。
ぼくがやった語学教材のアイデアさえ、アプリになって実現化していないので、プログラミングができる人と話し合いたいと思っている。ぼくは語学学習は、例えば20の文があるものとして、1~20まで通しで聴ける。任意の文だけを何度も聴ける。一文、一文前にも後ろにも進める。その任意の文にサービスがつく。例えばスロー読みとか、解説とかである。さらに20の文を任意にグループ分けができる。こんな教材ツールがあれば世界最高だろうと思ったのだった。
次に音源である。アプリにCDやSDからの音源、直接にICレコーダーからの音を入れる。その音を文ごとにインデックス分けしていく。文と文を自動的に区切って、見えない番号をふっていく。
ぼくらはアプリではないが圧縮技術を使って従来のCDより16倍の容量にし、上記のことが自動的にできるオーサリングソフトを昔作った。このソフトを使って多くの教材出版社の教材を上記のことができるCDにした。パソコンでも使える。これは成功したのだったが、大手電機会社のプレイヤーに欠点があることがわかった。12時間目くらいで止まってしまうのである。その会社は製造した一万台の出荷を止めた。ぼくらにフォーマットを提供してぼくらが作ったものなのに、ぼくらの教材によって瑕疵が見つかることになった。結局大手電機会社とコンビでやらなければどうにもならなかったこの事業は頓挫した。会社は休業となった。それ以後、ぼくはすっかりこの件については忘れることにした。また実際に興味をなくすほどたいへんだった。
この頃ふと考える。あのようなことができる教材は今の世界にあるか。アプリを探してみた。語学教材も調べてみた。無いのである。アプリにすることができないか、とこの頃思うようになったのである。
22年経って、周囲のインフラ的な技術の環境変化があって、あのときのソフトは生きてくるのかもしれない。もうプレイヤは要らない。スマホやタブレットでいい。でもぼくはプログラマーではない。だからアプリは作れない。「だれでも作れるアプリ」と検索するとたくさん出て来るが、ぼくの勘では、無理だ、と思う。アプリ開発をしたいプログラマーの練習生みたいな人と知り合えればいいのかもしれない。そんな人がいたら紹介してほしい。中国の人でもアメリカの人でも、インドの人でもよい。おそらくプログラム言語に言葉の壁はないはずだ。
*この文で理解して作ってみようと思い、作った人が出てくれば、それはそれで結構なことだと思うことも一筆しておこう。
災害時に携帯電話の充電光景をよくみる。どの会社もいち早く充電ができる体制を整える。だから日本ではゼンマイのラジオはもう必要がないのかもしれない。携帯電話システムが整っていない地域。もう世界にはないのかもしれない。
またこのラジオは発想が面白かったものの売れなかったかもしれない。災害のためだけに買うとは思えず、ラジオだけなら乾電池の予備を用意しておいたほうが安いだろう。この発明家は今はどうしているのだろうか。このラジオからの応用で何かをまた発明しているのかもしれない。
ぼくがやった語学教材のアイデアさえ、アプリになって実現化していないので、プログラミングができる人と話し合いたいと思っている。ぼくは語学学習は、例えば20の文があるものとして、1~20まで通しで聴ける。任意の文だけを何度も聴ける。一文、一文前にも後ろにも進める。その任意の文にサービスがつく。例えばスロー読みとか、解説とかである。さらに20の文を任意にグループ分けができる。こんな教材ツールがあれば世界最高だろうと思ったのだった。
次に音源である。アプリにCDやSDからの音源、直接にICレコーダーからの音を入れる。その音を文ごとにインデックス分けしていく。文と文を自動的に区切って、見えない番号をふっていく。
ぼくらはアプリではないが圧縮技術を使って従来のCDより16倍の容量にし、上記のことが自動的にできるオーサリングソフトを昔作った。このソフトを使って多くの教材出版社の教材を上記のことができるCDにした。パソコンでも使える。これは成功したのだったが、大手電機会社のプレイヤーに欠点があることがわかった。12時間目くらいで止まってしまうのである。その会社は製造した一万台の出荷を止めた。ぼくらにフォーマットを提供してぼくらが作ったものなのに、ぼくらの教材によって瑕疵が見つかることになった。結局大手電機会社とコンビでやらなければどうにもならなかったこの事業は頓挫した。会社は休業となった。それ以後、ぼくはすっかりこの件については忘れることにした。また実際に興味をなくすほどたいへんだった。
この頃ふと考える。あのようなことができる教材は今の世界にあるか。アプリを探してみた。語学教材も調べてみた。無いのである。アプリにすることができないか、とこの頃思うようになったのである。
22年経って、周囲のインフラ的な技術の環境変化があって、あのときのソフトは生きてくるのかもしれない。もうプレイヤは要らない。スマホやタブレットでいい。でもぼくはプログラマーではない。だからアプリは作れない。「だれでも作れるアプリ」と検索するとたくさん出て来るが、ぼくの勘では、無理だ、と思う。アプリ開発をしたいプログラマーの練習生みたいな人と知り合えればいいのかもしれない。そんな人がいたら紹介してほしい。中国の人でもアメリカの人でも、インドの人でもよい。おそらくプログラム言語に言葉の壁はないはずだ。
*この文で理解して作ってみようと思い、作った人が出てくれば、それはそれで結構なことだと思うことも一筆しておこう。