封切りから一週間たってしまった
本日土曜日 朝食もそこそこに映画館へ向かった
映画へは一人で行くのが気楽でいい
10時上映に合わせてフットワークも軽やかだ
朝一とあって観客は思っていた以上に少ない
上映が始まると
古いフィルムを観ているような気分なったのは
時代設定が私の青春時代とリンクしているせいかもしれない
映画の最中に同時代の事が頭に浮かぶ
私が岡山の高校を卒業後
大坂・東京と移り住んだ時期だ
学生運動も経験した
恋は?どうだろう?
19歳の誕生日(ちょうど今時分)
何の感情ももっていなかった女の子から
突然グリーンの手編みのセーターを贈られた
なぜ?僕にと尋ねると
「毎晩夜遅くに学校から帰ってくるのが寒そうで・・・」
と 言って笑った
その後もその娘とは何も無かった
よく見ると なかなか可愛い顔だったが
その娘が縮れ毛だった事や それを気にして
ショートのヘアピースをしていたのが嫌いだったわけではない
たんに夢中になっていた事が他にあっただけだ
何の感情ももたなかったグリーンのセーターは
私の青春の象徴のようだ
ノルウェーの森とは何の関係も無い話になった
そんな昔を思い出させる映画だった