ソロツーリストの旅ログ

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振り返ってみるとオートバイがいちばん好きだった

おすすめルート その3(岐阜県々道435・437号線)

2006年09月13日 | R1150RT (2001) あお号

強弱とか、明暗とか、緩急とか、こういうコントラストは感性に響きやすい。



ツーリングルートも同じで、狭くて厳しいワインディング(いわいるクネクネ道ね)が果てしなく続いたあと、急にダイナミックなワインディングが現われると、気分が高揚し強い満足感に包まれる。



その逆は最悪。気分の良いワインディングロードだと思っていたら急に幅員が狭まり、2速位のコーナーが始まると気が滅入ってきませんか?



コース設定は、このコントラストを考えることが最も重要じゃないかな。地図とにらめっこしてね。



今回のおすすめルートは、霊峰「御嶽山」の裾を走る県道437号線と県道435号線です。飛騨から木曽へ通じる国道361号線もすばらしいけど、その南、もっと御嶽山に近いところをこの県道が走っています。



国道41号線を気持ち良く北上して行って、下呂の北、飛騨小坂(ひだおさか)で県道437号線に入ります。



しばらくは山間ののどかな風景が続くけど、「ひめしゃがの湯」のある落合の集落辺りを過ぎるころから急に険しい山岳ルートになります。



鈴蘭高原への分岐を過ぎると、右手に深い谷をはさんで対岸に雄大な御嶽山のパノラマが広がる絶景ルート。一面に深い森が覆い、御嶽の神々しさをいっそう強く感じさせます。溶岩がこぼれだし、その後に雨が流れて出来た複雑で厳しいこの景観はほんとにすばらしく、初夏の芽吹きのころや晩秋の紅葉では思わず溜息がもれるほどです。



この御嶽パノラマラインは幅員が狭く、クネクネと山肌を縫って続き、大型バイクはちょっとつらいかも。けれど、景色はとてもすばらしいので、走りよりもそのルートの雰囲気を楽しんで進みましょう。



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いよいよ御嶽に近づくころ、濁河温泉に着く。町営露天風呂は500円。駐車場はジャリで傾斜もあるので重量車は要注意。



濁河スキー場のところから道は県道435号線にかわっている。この道は最初林道様でキツイけど、その先の「チャオ御岳スノーリゾート」から状況は一変。まさに緩から急へと切り替わる。



ゆるい下りの高速ワインディング。路面の整備も良く、爽快にトバせる。



程なく国道361号線に合流。この361、右へ行っても左へ行ってもグッド。ワインディング良し、景色良し、蕎麦良し。



この一帯は意外に標高が高いので秋は早いです。紅葉は見事だけど、天候が変わりやすいところなので注意した方が良いです。10月下旬に行った時、急に雪(アラレぽかったかな)に降られ、みるみる間に積もり始めたことがありましたよ。無理せず高度を下げる方へと決断しましょう。






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