先日履き替えたタイヤで100キロほど走って、馴らしをしてきた。
最近はラジアルタイヤに馴れているせいか、バイアスタイヤにはイマイチ正体の無さを感じてしまう。それも多分ボクレベルではただの「先入観」に過ぎないのかもしれないけど・・・
最初に感じた「剛性感」みたいなものは、新品タイヤであるが故の、単なる「硬さ」だったらしく、少し馴染んでくると、タイヤの輪郭(?)が、フッと消えた。路面の凹凸を包み込むようにグリップする感じが、そんな風に思えたのかもしれない。
タイヤのプロファイルがラジアルのように尖がっていないが、メッツラーらしい運動性の軽さを感じる。けれど、じゃあ「軽い」かと問われると決して軽くは無い。
リーンの開始から終了まで、唐突なところがまったく無い。旋回を始める時の鋭さはさすがに無いが、バンクスピードと旋回力がうまくリンクしていく。
クロ号(R100RS)自体の性格でもあるのかもしれないが、今まで履いていたミシュランMACADAM50Eに比べると、非常に従順で鷹揚な性格では無いかと感じた。実は、そこの部分でクロの性格とピッタリ一致している。
MACADAM50Eは、逆にリーンの中間から終端までのバンキングスピードが速く、バンクエンドでは、その高いグリップ力とあいまって、強い旋回力を発揮する。Lasertecに比べるとやや過激な味付けで、あきらかにこちらの方がスポーティーな性格だ。フラットツインのスポーツ走行に醍醐味を感じる人は、ミシュランが合っているんではないかと思う。
要は「バランス」と「好み」。
このLasertec ME33・ME55は溝も相当深い様子で、ライフも長そう。経済性もある。
ラジアルでもそうだったけど、バイアスタイヤもメッツラーはボクと相性が良いみたいだ。
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