日本はオートバイ大国だ。
H、Y、SそしてKと、それぞれみな個性を持った
すばらしいオートバイをたくさんリリースしているので
大概のヒトは国産車に乗っている。
僕もズーっとそうだった。
世界中でそうなのかもしれない。
○
ボクは免許を取って20ウン年、約20台の国産車を乗り継いで
いま、ベンベに辿り着いた。
「辿り着いた」・・・
まさに、そんな心境だ。
○
けど、ベンベは「たかい」
エクスペンシヴ!。
しかもヴェリーヴェリー、エクスペンシヴだ。
ホントに「ヤケクソ」で60回ローンを組んで買った。
残価設定ローンってヤツなんで、60回払っても
まだ、60万円の支払いが残る。
タカーイ!
OH MY GOD!
○
ろくに試乗もせずに買ったベンベは
意外にも「個性のかたまり」だった。
しかも、今まで付き合ってきた、どのオートバイとも違っていた。
何より、「ヴェー(エ)ム、ヴェー」はジェントルだという
固定概念が、なぜかボクの中にあった訳なのだが
あろうことか、ベンベは「ワイルド」だったのだ。
○
雑誌や噂はベンベを歪曲して(美化して)伝え
大抵の人は、ベンベを誤解している。
ベンベはドリームバイクではないし
ましてや、退屈な上がりバイクなんかではない。
オートバイへの愛情と哲学が具現化した稀有な存在だ。
やばい、ベンベのことが好き過ぎて、
書いてて自分でも何を云っているのか
わからなくなってきた。
○
つまり、日本のオートバイとは違うというだけで
ベンベもオートバイにすぎない。
うん、そうだ。
オートバイにすぎないんだけど、日本のやり方とは
違うやり方がかなりある。
そのひとつひとつが、ホントによく考えられている。
そんな部分に国産車とは違う思い入れが出来てしまう。
ベンベはそんなオートバイだ。
○
こんなふうに概念だけ書き連ねても、
なんにもちーっとも伝わらないんだな。
だから、みんなベンベを誤解している。と、感じる。
それは、良くも悪くも両方だ。
しばらく、ベンベのオートバイを解剖していってみようと思う。
○
まずは、どこからが良いかな?
そうだな、「グリップ」かな。
ベンベとの一番重要なインターフェイス。
すごい秘密があるよ。
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