ソロツーリストの旅ログ

あるいはライダーへのアンチテーゼ

振り返ってみるとオートバイがいちばん好きだった

ベンベを解剖 その5

2007年05月26日 | R1150RT (2001) あお号

久しぶりにベンベ大図鑑

今回はインターフェースの解剖

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オートバイを操る時、もちろん全身を使う訳だけど

オートバイに直接荷重できるのは主に下半身だ。特にシートは重要な部分。

シートの形も固さもとっても絶妙なんだけど

シート自体の高さが3段階に調節出来てしまう。

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上に写真のバーを上中下いずれかにセットして、

下の写真に見える段々にシートの支えをのっける。

下から78cm・80cm・82cmと高さが変わる。

単に足つきだけで高さを選べば、平均的日本人のボクは78cmなんだけど

ボクの場合、78cmだとハンドル位置が高く、旋回もやや鈍い感じがする。

何よりケツが強烈に痛い!

1泊2日で1,000キロ走った時なんか尾てい骨にタコができた。

80cmがベスト。不思議なくらいケツは痛くならないし、リーンも自然だ。

ニーグリップラバーも立派なんだけど、ボクの膝はそこに届かないのだよ。

だから最初は傷防止の飾りかと思っていた。

でもRTのカタログ見るとドイツ野郎はしっかりラバーに膝を喰い込ませていやがる。(泣)

        ○

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ステッププレート周り。うーん、惚れ惚れする仕上げの良さ。

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ステップは振動対策のためにラバーがブ厚い。決してカッコよくないし、機能的でもない。

でも、面白いのはライダー側のステップとタンデムステップがまったく一緒の物。

万が一の時のストックが付いているって訳。

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反対側(右側)。リアブレーキペダルの造形はまるで特注のようだ。

タンデムステップのすぐ上の黒いサイドカバーは工具無しで外せて

中にあるリアショックのプリロードアジャスターにアクセスできる。

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手でノブをくるくると回すだけでプリロードが調整できる。

タンデムする前やロングツーリングで荷物が多い時に面倒がらずにくるくるすれば良い。

たったそれだけだ。

        ○

最後にもう一度反対側(左側)

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ベンベはメインスタンドを掛ける機会が多いんだけど

なにせ300キロを軽く超える巨体。

でも、このハンドルが有るおかげで苦もなくスタンドが上がる。

このハンドル、アルミ製だよ!

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そのハンドルの前(写真左側)に2系統のサービスコンセントが付いている。

インターコムやヒーターベストなどの使用に便利。

        ○

しかし、書いていてキリがない。

無駄と云えば無駄なのかもしれないけど、

ベンベの場合どれも意外に地味でしかもいっさいアナウンスしない。

なぜなら、彼らにとってはどれもが必然でしかないから。

ベンベにとってこの「必然」こそが重要なキーワードのようだ。


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