アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

新着ジュウタン~キーシン「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番”皇帝”」

2024年11月05日 | 音楽三昧

 

先の東京ライヴに続き、掲題の協奏曲を聴いた。キーシン25歳の時の録音。

骨格のしっかりしたスケールの大きい演奏はさすがと思ったが、名曲の「皇帝」よりチャーミングな2番の方が良いと感じたのは、やはり年齢のせいか。

収録曲 ベートーヴェン

 ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調Op.19
 ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調Op.73「皇帝」

演奏

 フィルハーモニア管弦楽団
 ジェームズ・レヴァイン(指揮)
 エフゲニー・キーシン(ピアノ)

録音 1997年1月 ロンドン、アビーロード・スタジオ Sony Classical 88697729062

 

 

 

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アンドレアス・シュタイアー チェンバロリサイタル

2024年11月03日 | 音楽三昧

昨日、札幌Kitaraで開催されたアンドレアス・シュタイアー チェンバロリサイタルを聴いた。

ただ、事前にとったランチがとても美味しかったのでそれで安心してしまい、リサイタルはどうでも良くなってしまった感があった。

楽器の音量が小さく且つ、馴染みがない曲が延々と続き、もういいやという具合になって、結果かなりの時間寝てしまった。

これじゃ何のためのリサイタルかわからない。

とは言え、ランチに食べた「クラムチャウダースープパスタ」は絶品であった。

 

 

あさりの旨みとクリーミーなスープが醸し出す何とも言えない美味しさ、つまり、上品な美味しさにノックアウトされ、二人で「これはプロの味やな~」とつぶやきつつ食べた。

サービスされた料理の熱さ加減もちょうど良く、これ以上でも以下でも美味しさが違ってしまうのではと思いつつ食べた。

ということで、リサイタルは兎も角、中島公園の紅葉の美しさも手伝って良い休日になったなと思った。写真は、レストランのHPから拝借しました。

蛇足:前回のKitaraでのコンサート時もそうだったが、札幌駅から中島公園駅へ向かう地下鉄の車内では、若い男性がスッと立って席を譲ってくれた。その点札幌は、気持ちの良い街だ。

 

 

 

 

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新着ジュウタン~エラス=カサド「ファリャ:バレエ音楽 ”三角帽子”」

2024年10月27日 | 音楽三昧

 

スペイン・グラナダ出身のエラス=カサドが、名門マーラー・チェンバー・オーケストラを率いての熱く鮮烈なファリャ!

透明度が高く、奥行の深い音場は注目に値する。この曲は、古くアンセルメ・スイスロマンドによる名盤が存在するが、本盤はその地位を凌駕する名盤として記憶されるだろう。

また、これが録音された2019年は、「三角帽子」の初演から100年に当たるという。

収録曲 ファリャ

 バレエ音楽「三角帽子」
 バレエ音楽「恋は魔術師」

演奏

 カルメン・ロメウ(メゾ・ソプラノ:三角帽子)
 マリーナ・エレディア(カンタオーラ:恋は魔術師)
 マーラー・チェンバー・オーケストラ
 パブロ・エラス=カサド(指揮)

録音 2019年4月 バルセロナ Harmonia Mundi HMM902271

 

 

 

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新着ジュウタン~キーシン「ライヴ・イン・ジャパン1987」

2024年10月24日 | 音楽三昧

 

キーシン 16歳。日本に招聘され、サントリーホールで開いたリサイタルのライヴ録音。

あちこち粗削りなところもあるが、そこはやはり「神童」の名に恥じない超絶技巧で弾きまくる。

三枝成章編の唱歌3曲は、こういう形式で聴くのは初めて。なかなかのものと感心しきりであった。。


収録曲

 ラフマニノフ リラの花、練習曲集「音の絵」Op.39
 プロコフィエフ ピアノソナタ 第6番 イ長調 Op.82
 リスト 演奏会用練習曲「軽やかさ」&「森のささやき」
 スクリャービン マズルカ ホ短調 Op.25-3 & 練習曲嬰ハ短調 Op.42-5
 ショパン 夜想曲 第10番 変イ長調 Op.32-2 & ポロネーズ 第5番 嬰ヘ短調 Op.44
 三枝成章編 「夏は来ぬ」、「灯台守」、「うさぎ」

演奏

 エフゲニー・キーシン(ピアノ)

録音 1987年5月 東京、サントリーホール ソニーミュージック SICC1484

 

 

 

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新着ジュウタン~ラハフ・シャニ「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番&交響曲第7番」

2024年10月19日 | 音楽三昧

 

始めて聴くラハフ・シャニ(ピアノ・指揮者)とロッテルダム・フィルによるベートーヴェンだが、その美しいピアノとオーケストラの音に魅了された。

アーテイストの技量が優れているからか、あるいは演奏会場が良いせいかはっきりしないが、兎に角、澄み切った美音は特筆に値する。

収録曲 ベートーヴェン

 ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 Op.58
 交響曲 第7番 イ長調 Op.92

演奏

 ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団
 ラハフ・シャニ(ピアノ、指揮)

録音 2019年10月 ロッテルダム、デ・ドーレン Warner Classics 9029517768

 

 

 

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新着ジュウタン~ペルトコスキ「モーツァルト:交響曲集」

2024年10月11日 | 音楽三昧

 

フィンランド出身で、ピアニスト、即興演奏家、そして時には作曲家としても活躍するという多彩な2000年生まれの指揮者が、ドイツの古式豊かなオーケストラを振ったらどんな音楽が出来上がるのか興味深々であった。

結果は、隅々まで気配りの効いた精緻な音楽を聴くことができた。曲間には、同氏(のピアノによる)即興演奏も収録されている。

いずれにせよ、若きアーティストのさらなる活躍に期待したい。

収録曲 モーツアルト

 交響曲 第35番 ニ長調 K.385「ハフナー」
 交響曲 第40番 ト短調 K.550
 交響曲 第36番 ハ長調 K.425「リンツ」

演奏

 ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
 タルモ・ペルトコスキ(指揮)

録音 2023年2月 ドイツ・ブレーメン ユニバーサル ミュージック UCCG45094

 

 

 

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ユンディ・リ Kitaraリサイタル

2024年10月09日 | 音楽三昧

昨夜、札幌Kitaraで掲題のリサイタルを聴いた。

主催者(あるいは、演奏者)の意思によるものか、左右の2階席及び、バックヤードは全席空席で全体として6割ほどの入り。

少々寂しい大ホールでのリサイタルとなったが、いざ音が出ると、そこはもうユンディ・リの世界。

柔らかな彼らしい音に魅せられた。



演奏曲目 モーツァルト

 ピアノ・ソナタ 第11番 イ長調 K.331「トルコ行進曲付き」
 ピアノ・ソナタ 第8番 イ短調 K.310
 幻想曲 ハ短調 K.475
 ピアノ・ソナタ 第14番 ハ短調 K.457

アンコールは、ショパンのノクターン 第2番 であった。

このリサイタルは、 モーツァルト 「ソナタ プロジェクト」の一環として位置づけられている由にて、引き続き他のプログラムでの公演も企画されると思われる。

 

 

 

 

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My Favorite Analog~ショルティ・シカゴ「ムソルグスキー:”展覧会の絵”」

2024年10月04日 | 音楽三昧



どういう風の吹き回しか、レコードを聴きたくなって選んだのがこれ。

ショルティ・シカゴ交響楽団による全盛期の録音である。
しかも、ようやく普及しだしたデジタルプロセッサーを使用しての収録である。

結果、確かにアナログ録音系の暗騒音がなくなり、クリアでダイナミックレンジの広い(ムソルグスキー独特の)物語性豊かな音楽を聴くことができた。

他方、アナログ独特の伸びやかさも堪能できた。
いつもデジタル処理されたくっきりした音ばかり聴いている耳には、音と音のつながりの微妙さが新鮮であった。

やはり、偶にはアナログ再生による音楽も聴かねばという気になった。

収録曲

 ムソルグスキー・ラヴェル編曲 組曲「展覧会の絵」
 ラヴェル 組曲「クープランの墓」

演奏

 シカゴ交響楽団
 サー・ゲオルグ・ショルティ(指揮)

録音 1980年 Chicago, Medinah Temple London K28C-80

 

 

 

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新着ジュウタン~アントニオ・パッパーノ「リムスキー・コルサコフ:” シェフェラザード”」

2024年09月29日 | 音楽三昧

 

新着オーディオ誌のディスク評で推薦されていたので興味深く聴いた。

スケールの大きな色彩感溢れるパッパーノの指揮が、目の覚めるような音楽を作り上げている。

また、「禿山の一夜」は1867年原典版が収録されていて興味深い。
現行の楽曲に比べると雑然としていて騒がしいが、それだけに表題作の持つ不気味さがよくわかる。

収録曲

 リムスキー・コルサコフ 交響組曲「シェフェラザード」Op.35
 ムソルグスキー 交響詩「禿山の一夜」1867年原典版
 ムソルグスキー 交響詩「禿山の一夜」1880年版

演奏

 サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団
 アントニオ・パッパーノ(指揮)

録音 2022年8月 Roma Auditorium Parco della Musica Warner Classic 5419793369

 

 

 

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新着ジュウタン~ショハキモフ「プロコフィエフ:組曲”ロメオとジュリエット”」

2024年09月25日 | 音楽三昧

 

これも新着のオーディオ雑誌で、優秀録音盤として紹介されていた1枚。

アジス・ショハキモフ氏はタシケント(ウズベキスタン)生まれの36歳。
若い指揮者だが、スコアリングを明確に理解した指揮をすることで定評があるという。

音楽を聴いた印象では、メロディを歌わせつつくっきりした音造りをするアーティストのようだ。

また、このアルバムアートの見事さにも魅了された。

収録曲 プロコフィエフ

 交響曲 第1番 ニ長調 Op.25「古典交響曲」
 組曲「ロメオとジュリエット」

演奏

 ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団
 アジス・ショハキモフ(指揮)

録音 2022年10月 ストラスブールコンベンションセンター Warner Classics 2173224736

 

 

 

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