リトルモア社発行 133頁
角川歴彦(つぐひこ)氏は、東京五輪のスポンサー契約をめぐる贈収賄事件で逮捕・拘留されたKADOKAWA社の会長だった人。
本書によれば、事は本人の知らないところで進行したが、地検特捜部は(同氏を)黒と認定して自白を強要。拘留は、226日間にも及んだ。
同氏は、高齢(逮捕時79歳)で且つ、心臓に持病を抱えていて生死を彷徨う場面もあった由。
5回目の請求の末ようやく保釈されたが、こうした「人質司法」を決して許さず、刑事事件として(司法を相手に)戦いを挑むことになった。