ブラームスのヴァイオリンソナタと言っても、すぐには、その主旋律を口ずさむことができないのだが、第1番の冒頭を聴くと、ああ、そうだったと思い出す親しみやすいメロディー。
コロナ禍で自宅に籠り気味の毎日だからこそ心にしみる音楽。
しかも、やさしさだけではなく、そこには強い信念のようなものも合わせ感じさせる音楽だ。
新しい手法(96khz24bit)でCDのリッピングを始めて30枚目に当たるが、改めて、ブラームスの音楽の深遠さとムターのヴァイオリンの巧みさに気付かされた1枚であった。
曲目 ブラームス ヴァイオリンソナタ第1~3番
演奏 アンネ・ソフィー・ムター:ヴァイオリン
ランバート・オーキス:ピアノ
2010 A UNIVERSAL MUSIC CO. 2894778767