この長期にわたるおぞましい事件は、記者会見による事務所側の正式認定によって、新しい段階に入ったと言えよう。
ただ、ファンの馴染みなどの理由をあげて、旧事務所の呼称(ジャニーズ)を踏襲するなど、問題解決の核心には至っていない。
加えて、大手メディアがこの問題を黙殺し続けて来たことに対する反省も十分ではない。
この間、問題を提起したのが英国のBBCだったことを思えば、その深刻さがわかろうと言うものである。
BBCは、1年半もの取材をした結果としてあの報道に踏み切った訳だが、本邦の大手メディアは、その気概に大いに学ぶべきである。