「文藝春秋」1994年1月~97年3月連載(休載を含む)、全集第24巻356頁の大作。
年初以来、藤沢周平氏の作品を再読してホーリックに陥っている。
つまり、本書はその延長線上で、且つトドメにしようと思い借りてきて読んだもの。
江戸時代中期、米沢藩主上杉治憲(鷹山)が竹俣当綱を始めとする改革派に依拠しつつ、藩財政の再建を進めた過程を克明に描いた著者絶筆の長編時代小説。
良くここまで子細に調査して書いたなと感心する場面が多々あった。本小説の執筆で、著者は精魂尽き果てたのではと思った。
「文藝春秋」1994年1月~97年3月連載(休載を含む)、全集第24巻356頁の大作。
年初以来、藤沢周平氏の作品を再読してホーリックに陥っている。
つまり、本書はその延長線上で、且つトドメにしようと思い借りてきて読んだもの。
江戸時代中期、米沢藩主上杉治憲(鷹山)が竹俣当綱を始めとする改革派に依拠しつつ、藩財政の再建を進めた過程を克明に描いた著者絶筆の長編時代小説。
良くここまで子細に調査して書いたなと感心する場面が多々あった。本小説の執筆で、著者は精魂尽き果てたのではと思った。