毎週 江ノ島でセーリングを愉しみ 人生を愉しむ♪

ヨットを自作し帆走♪
中古ヨットを買って直しながら帆走♪
多岐にわたる知識が必要ですがマダマダ

横山晃先生を亡くさない

2007年11月21日 | Weblog
横浜は今日もとても寒い・・・
でも、晴天

ここ、数日心がナンカもやもやしてすっきりしませんでした

昨晩、寒い中バイクで走りながらこの、原因
自責の念
見たいなものの正体を考えていました


僕は両親を二人とも癌で亡くしました

100% 親孝行が出来た
とは言えませんが、ずっと一緒に暮らし
子供の頃からさして親不孝もせず
まぁ、心配は沢山させてしまいましたが・・・

病気が発覚後も出来る限りの親孝行をし
それでも、時には喧嘩もし
それでも、仲良く最後まで看取ることが出来100点の子供だ
とは言えないまでも、自分としてはメイッパイのことが出来たと思っています


しかし、月曜日に頂いた喪中葉書の
横山晃先生には本当にお世話になったくせに
何も、最近顔すら出さず・・・・後悔しか残っていません

何年か前事前に電話をして伺いたい

というと、時間を指定され、その時間に伺うと
息子さんの一郎さんが
最近、毎日事務所には来なくなってしまったんだけど
石黒さんが今日は来る
って、朝から喜んでいましたよ
もう来ると思いますので・・・・

と言う。
おせいじ半分でも、とても嬉しかったです

そのアトだって、僕は横山先生のところに行くべき話題は沢山有った

次に考えているヨットのこと

江ノ島に置ける最良のヨット
長さ
材質

先生と沢山、話せたのに


娘の事だってそうだ
先生が、小さな姫君
と、呼んで下さった、僕の娘も今年の2月に結婚した

この、報告にだって行かなければならなかった

いくら、忙しいと言っても
せめて、電話くらいは出来たはずだ


10月16日にのりこちゃんが
あったあった
と大騒ぎして先生から頂いた小さな鉛筆を僕のところに持ってきて
最近、先生のところ行っていないでしょ
もう、ご高齢なんだからご様子を伺いがてら行ってきたら

という、言葉にも行動を移さなかった


あー、何で・・・・


僕の母が亡くなったのは春のお彼岸・・・・の、中日

母は、本当に元気に病気と闘い
まさか亡くなるなんて、誰も思わなかった

一番の友人も、お彼岸だから、あけてから

と言っていたのに、そのお彼岸が開ける前にあっけなく亡くなってしまった


それから、姉たちと
思い立ったときに、会いに行かなくちゃダメだね、後悔するから

と、僕が言ったのに


後悔先に立たず

これからのことを
これから、こんな僕でも横山晃先生に出来ることを考えて生きていこう


以前何かで、

亡くなる

と言うことは、人のことから、忘れ去られたときだ

心から亡くなるのが 忘れる

だから、例え一人の心の中にその人が残っているうちは
亡くなっていない
心の中で生きている


僕は、毎週江ノ島に行くと、必ずと言っていいほど
僕のヨットの原点
16歳のときに初めて乗せていただいた
横山先生の設計
シーホース

そして又その後
8年目に自作した横山先生の設計スパローのこと
横山先生のヨットを作ろう。と思ったのは最初のシーホースがあったから

そして、これからのドリームボートのこと

これらのことを、もっともっと、人に話し
先生の偉業を語っていこう

そして、僕がいなくなってからも
そういえば、こんな話を聞いたことがある
と、語り継いでもらおう


さしあたって、僕なんかに出来ることはそれくらい

でも、もしかしたら他にもあるかもしれない

先生の業績が今浮かんでいるヨットたちが朽ちてしまったら
それで、おしまい
と言うのでは、あまりにも切ないです

これから、日本各地で
キット、横山先生の名を冠した催しが、行われるかもしれない

でも、僕は僕なりに先生が一番愛した海との接し方を模索しながら
毎週海に出たいと思っています。

横山晃先生をご存じない方にはまったく興味のない話ですみません

今だって、誰かのとっても大切な方が亡くなっている

かも知れません

皆さんはどうぞ後悔なさいませんように

僕には他にも沢山のお世話になった方と
沢山疎遠になっている方が・・・

さー、皆と一緒にまた遊ぼうっと
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする