みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

オーガンジードレスの貴婦人

2006年06月15日 17時25分30秒 | 草木をめでる
fuchsia006.jpg: フクシア
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=9.0, SS=1/160s), +0.3EV (Matrix metering), ISO800, WB=Flash (-2), f=50mm (35mm-equivalent: 75mm)

私がなばなの里で一番楽しみにしているのは、温室の中のフクシア。

豪奢 (ごうしゃ) なドレスで着飾った、気品ある姿にうっとりします。

釣鐘状の花は下を向いて咲くので、鑑賞するときには必然的に下から見上げることになり、逆光を透かした花びらがオーガンジーのように柔らかく輝く様子を楽しめます。

fuchsia007.jpg: フクシア (ロティーホビー)
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=6.3, SS=1/50s), +0.7EV (Matrix metering), ISO800, WB=Flash (+1), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

中にはこんなに小さなフクシアも。ロティーホビーという品種です。左側に写っているのは小指の先。小指の爪の半分もないほど小さな花ですが、ちゃんと釣鐘状のフクシアらしい形をしています。

ちなみに、半年前にもフクシアを撮っています。前回と写真の仕上がりが全然違う…… (当たり前か)。

今回の反省


この日はうっかりISO800で撮っていました。そのせいで、1枚目の写真 (fuchsia006.jpg) に少し色むらが出てしまっています。せっかくいい花びらの色が出たと思ったのに。ISO800の状態でシャッタースピードが1/160sですから、ISO感度を200まで落としてもシャッタースピードは1/40sで済み、一脚を使えば十分に余裕をもって撮影できます。ただし、温室内の空調で花が揺れるので、花が止まった瞬間を上手に狙わないといけませんが。



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蔵出し企画: おもちゃ箱の奥

2005年6月15日の記事は → 「ガーコのTシャツ

【みぃのつぶやき】 アヒルを見つけると、何だか嬉しくなります。先月も、藤を見に行ったときに、池で泳ぐアヒルのつがいを見つけました。池には白鳥のボートも浮かんでいましたが、どうしてもアヒルに見えてしまって……。

※ 過去の記事へのコメントも歓迎します。恐れ入りますが、コメントは該当する記事に書いてくださるようお願いします。過去の記事に関するコメントが今日の記事に書かれていると、他の読者が脈絡を理解できず、混乱してしまいますから。

ヒメリンゴ

2006年06月14日 17時35分39秒 | 草木をめでる
plant002.jpg: ヒメリンゴの青い実
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=9.0, SS=1/250s), +0.7EV (Matrix metering), ISO800, WB=Sunny (-2), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

まだ青いヒメリンゴの実。実の先端には、まだガクの跡が残っています。実の表面にうっすらと淡い色の筋が入っているところなど、まさにリンゴのような姿ですが、「ヒメ」の名のとおり、梅の実ほどの大きさしかありません。

冬の寒さを耐え忍び、春に花を咲かせて、小さくてもしっかりとした実をつけました。時を経るにつれて、実も赤みを増していくことでしょう。

草木は、季節の移ろいに合わせて、毎年変わらぬ命の営みを繰り返します。

このヒメリンゴの実は、なばなの里のバラ園で見つけました。他にイヌリンゴという呼び名もあるとか。どうしてバラ園にリンゴの木が植えられているのかと思いましたが、リンゴはバラの仲間 (バラ科リンゴ属) なんだそうです。

このヒメリンゴ君、大輪の花が咲き誇る園内で、花より果実を見せるひょうきん者でした。



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蔵出し企画: おもちゃ箱の奥

2005年6月14日の記事は → 「びわの実レポート・4 (収穫間近)

【みぃのつぶやき】 実家のびわの実はまだまだ収穫できません。早い実でも全体がほんのりオレンジ色を帯び始めた程度で、木全体ではようやく黄色く色づきはじめた程度の実が多い状態です。

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頭隠して尻隠さず

2006年06月13日 17時23分53秒 | いのち
rose066A.jpg: バラの花
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=9.0, SS=1/400s), +0.3EV (Matrix metering), ISO800, WB=Flash (-2), f=55mm (35mm-equivalent: 82mm)

なばなの里には英国庭園風のバラ園も設けられ、大輪のバラが咲き誇っています。

rose066B.jpg: バラの花
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=13.0, SS=1/640s), +0.3EV (Matrix metering), ISO800, WB=Flash (-2), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

とにかく花が大きいです。両手の親指と中指で輪を作ったくらいの大きさ。

rose066C.jpg: バラの花に潜り込むハナムグリ
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=13.0, SS=1/640s), +0.3EV (Matrix metering), ISO800, WB=Flash (-2), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

バラの花の真ん中に、親指の爪ほどの大きさの虫が隠れています。頭隠して尻隠さず。体中を花粉まみれにして、顔を奥に突っ込んだまま、じっと動きません。

体を覆う緑色の固い羽が、夕日を受けて金属のような光沢を放ちます。お尻には細かい毛がびっしり生えています。

イングリッシュガーデンの中、きらびやかな衣装に身を包み、自分の体の何十倍もある大きな大きなバラのベッドを独占して、気分は完全にイギリス貴族。ふかふかの布団にうずもれて、今夜はどんな夢を見るのでしょう。

探してみると、あっちの花にもこっちの花にも頭隠して尻隠さない虫が見つかります。

どんな虫か、少し調べてみました。おそらくコアオハナムグリでしょう。花に頭を突っ込んでは花粉を食べるようです。



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蔵出し企画: おもちゃ箱の奥

2005年6月13日の記事は → 「今年初のすいか

【みぃのつぶやき】 暑い季節には、ちゃんと水分たっぷりの作物ができるようにできてるのね。自然って不思議。

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せせらぎに踊る

2006年06月12日 16時03分22秒 | 草木をめでる
water007.jpg: シダと小川
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.2, SS=1/6400s), +0.3EV (Matrix metering), ISO800, WB=Sunny (-1), f=50mm (35mm-equivalent: 75mm)

あじさい園の中を、小さな水路が流れていました。

夏の入り口に差しかかった日差しと、水面で踊る光の粒を受けたシダが、葉の緑も鮮やかに風に揺れていました。

撮影を振り返って


この日はうっかりISO800で撮っていましたが、だんだん撮りたいものを楽しみながら撮れるようになってきました。カメラに慣れてきた証拠かな。



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蔵出し企画: おもちゃ箱の奥

2005年6月12日の記事は → 「チェリー

【みぃのつぶやき】 今年はまださくらんぼを食べていません。こうして去年と比べてみると、今年の出足が遅いことが分かります。冬から春にかけて涼しかったせい?

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青いガラス細工

2006年06月11日 17時23分49秒 | 草木をめでる
hydrangea08.jpg: 青いアジサイ
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=8.0, SS=1/1250s), +0.7EV (Spot metering), ISO800, WB=Sunny (-1), f=32mm (35mm-equivalent: 48mm)

なばなの里のアジサイ園に来ました。ホンアジサイが満開を迎え、ころころと丸い花が辺り一面を埋め尽くしています。

hydrangea09.jpg: 青いアジサイ
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=11.0, SS=1/500s), +0.3EV (Matrix metering), ISO800, WB=Sunny (-1), f=55mm (35mm-equivalent: 82mm)

アジサイの青い花と、透明感ある淡い緑色の葉っぱが涼しげです。

ギラギラと路面を焼く日差しに照りつけられていても、アジサイのそばにいると、打ち水をしたように涼やかな気分に浸れます。

hydrangea10.jpg: 青いアジサイ
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=13.0, SS=1/400s), +0.3EV (Matrix metering), ISO800, WB=Sunny (-1), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

真夏の到来を予告する強い日差しを受けて、アジサイの玉がガラス細工のようにきらめいています。触れたら、パキパキと乾いた音を立てて粉々に砕けてしまいそうです。

今回の反省


ISO感度が800になっちゃってます。

はぁ……。とんだ失敗です。

温室で花を撮っている間もずっとISO800に設定されていたと気づいたときは、全身の力が抜ける思いでした。

なばなの里に出かける前の日に室内で物撮りしたのですが、そのときにISO感度を800に設定して撮影していました。通常なら撮影後に200に戻すのですが、なぜか戻すのを忘れていて、翌日ISO800のままアジサイの撮影に入ってしまいました。

ISO800に設定されていることには、不覚にも、ホタルの光跡を撮影しようとISO感度を設定し直すまで気づきませんでした。

普段私が撮りたいと思っているのは光です。花を撮っているようで、実際には光を撮っていることが多いです。当然、色のグラデーションをきれいに出したい場面ばかりであり、ISO感度を低くして撮るべきです。

その日は、アジサイを撮りながら「今日はシャッタースピードが速いなぁ」と感じていました。よく晴れた昼間だからシャッタースピードが上がるんだろうと一人合点。数日前まで曇天や夕方での撮影が多く、晴天下でのシャッタースピードになじんでなかったことも見落としを後押しします。よくよく考えてみれば、今まで晴れた日に撮影してきたときもシャッタースピードが1/1000s以下になることはほとんどなかったのにね。

幸い、明るい場所で撮った写真では、ISO800への増感によるノイズや色むらで絵の雰囲気が壊れることはありませんでした。でも、それは結果論。本来はISO200で撮るべきでした。撮影前にすべての設定項目を再確認する習慣をつけないと。



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(6月12日追加) 目次へのリンクを追加しました。


蔵出し企画: おもちゃ箱の奥

2005年6月11日の記事は → 「びわの実レポート・3

【みぃのつぶやき】 実家のびわの実は、ようやく少し黄色く色づいてきたようです。

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