画面の背景を黒く設定するには

昨日の記事で、目の疲れを軽減するために仕事中に画面の背景を黒に設定していることを紹介しました。「私も背景を黒くしたい」という人のために、設定手順を紹介しておきます。

Microsoft Wordを黒背景に設定する方法

Microsoft Wordには、文書作成画面の背景を黒くするオプションがあります。Word 2000での設定方法は以下のとおりです。

1. Wordの [ツール] メニューから [オプション] を選択します。[オプション] ウィンドウが開きます。


2. [全般] タブの [背景色を黒にする] にチェックマークを付けます。


3. [OK] ボタンを押します。

他のバージョンのWordでも、同様のオプション設定ができるはずです。

全ウィンドウを黒背景に設定する方法

さらに、Windows XPで表示されるウィンドウをすべて黒背景に設定するには、以下のようにします。

1. タスクバーの [スタート] メニューから [設定] → [コントロール パネル] を選択します。[コントロール パネル] ウィンドウが表示されます。


2. [コントロール パネル] ウィンドウで [画面] をダブルクリックします。[画面のプロパティ] ウィンドウが表示されます。


3. [画面のプロパティ] ウィンドウで [デザイン] タブを選択します。


4. [配色] で [ハイコントラスト 黒] を選択します。


5. [OK] ボタンを押します。


6. [コントロール パネル] ウィンドウを閉じます。

この場合は、Wordなどのアプリケーションで個別に設定しなくても、ウィンドウの背景がすべて黒になります (見慣れない配色のせいで、最初は気分が落ち着きませんが)。

私の場合は、仕事中に使うアプリケーションが特定のものに偏っているので、アプリケーションごとに個別に黒背景に設定しています。使おうとするアプリケーションで背景を個別に設定できない場合は、Windows全体の画面設定を変更するしかありません (実際の操作については上記の手順を参照してください)。

注意

Webサイトや文書によっては、文字の色を黒に固定している場合があります。ウィンドウの背景を黒に設定した状態でそのようなWebサイトや文書を表示させようとしても、黒い背景に黒い文字が表示されることになり、文字は見えません。本来、通常のビジネス文書では本文の文字色を指定する必要はなく、デフォルトの色に設定しておけばいいのですが、なぜか明示的に文字色を黒に設定して文書を作成する人がいるのが実情です。

Eメールでも同様の問題が発生します。上記のWindowsの配色設定を行うと、色が指定されていない文字が白で表示されるようになります。しかし、HTML形式のEメールの中には背景が白に固定されているものがあります。そのようなEメールを開くと、白い背景の上にデフォルト色 (白) の文字が表示され、文字が見えなくなってしまいます。この問題は、Eメールを常にテキスト形式で開くようにオプションを設定すれば解決します。

Outlook ExpressでEメールを常にテキスト形式で開くように設定するには、以下のようにします。

1. Outlook Expressの [ツール] メニューから [オプション] を選択します。[オプション] ウィンドウが開きます。


2. [読み取り] タブの [メッセージはすべてテキスト形式で読み取る] にチェックマークを付けます。


3. [OK] ボタンを押します。

黒背景に設定しない場合でも、セキュリティー上の理由から、Eメールを常にテキスト形式で開くオプションを設定することをお勧めします。

関連記事:
2006年6月5日: 目が疲れにくい画面設定
2006年5月29日: パソコンと網膜剥離
2005年7月17日: 超高粘度タイプの目薬

---

蔵出し企画: おもちゃ箱の奥 2005年6月6日の記事は → 「飛行船だ！」 【みぃのつぶやき】 今年は飛行船を見つけられませんでした。もう通り過ぎてっちゃったのかもなぁ。 ※ 過去の記事へのコメントも歓迎します。恐れ入りますが、コメントは該当する記事に書いてくださるようお願いします。過去の記事に関するコメントが今日の記事に書かれていると、他の読者が脈絡を理解できず、混乱してしまいますから。

目が疲れにくい画面設定

昨日、ブログのテンプレートを模様替えしました。新テンプレートでは、背景を黒くしてみました。この黒い背景は木陰をイメージしていますが、それだけではなく、掲載する写真が引き立ち、目にも優しいという利点があります。

私は毎日パソコンに向かう仕事をしていますが、仕事が忙しくなると目が疲れて仕方ないことがあります。私の実感としては、背景が白いと目がチカチカしてしまうため、仕事中は黒い背景に白い文字が表示されるように設定して作業しています。

黒背景で仕事をするスタイルは、会社に就職して毎日長時間パソコンに向かう生活を始めて以来、ずっと続いています。仕事を始めてしばらくした頃、目が疲れて仕方なかったことがありました。どうにも我慢できず、画面の設定を変えて背景を黒くしたら、予想以上に目の疲れが軽減されました。それ以来、黒背景がお気に入りというわけです。

画面の背景を黒に設定したきっかけは、たまたまVDT作業に関する指針を書店で見つけたことでした。

VDTとは聞き慣れない用語ですね。VDTはVideo Display Terminalの略です。直訳すると映像 (video) 表示 (display) 端末 (terminal) という意味です。VDTは、一般にディスプレイと呼ばれる表示装置を指します。VDT作業とは、そのような表示装置を使って行う作業のことです。パソコンでの文書作成は典型的なVDT作業です。文書作成に限らず、例えば、通信販売の会社でオペレーターが顧客からの電話注文を受け付け、電話の内容を聞きながら注文内容を端末に入力していく場合も、オペレーターが画面を見ながら操作するので、VDT作業に該当します。

そのVDT作業に関する指針は、厚生省 (現厚生労働省) が作成したものでした。指針によると、画面を見るとき、白い背景に書かれた黒い文字を読むより、黒い背景に書かれた白い文字を読むほうが読みやすいという調査結果が出ていました。

指針では、文字の読みやすさを調べるために、画面にMの字を表示させ、そのMの字を構成する線の細さを変えて、どの程度の細さまで視認できるかを実験していました。実験の結果、白い背景に黒いM字を表示したときよりも、黒い背景に白いM字を表示したときのほうが、線の細いM字まで認識されました。つまり、黒い背景のほうが文字を認識しやすいということです (この実験方法については記憶を頼りに書いています。誤りがあったら教えてください)。

改めてインターネットで検索してみると、以下のようなページが見つかりました。

• VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン …… 厚生労働省が作成したVDT作業の指針です。
• NEC: VDTコーナ …… 快適なVDT作業について、図を使って分かりやすく説明しています。
• Hatena::Question: 目に優しい配色について言及している論文を教えてください。 …… いろいろな資料へのリンクが紹介されています。

人間は情報の8割を視覚から得ているそうです。みんなも目は大事にしてね。

(6月6日追記) 画面の背景を黒く設定する方法を紹介しました。

関連記事:
2006年6月6日: 画面の背景を黒く設定するには
2006年5月29日: パソコンと網膜剥離
2005年7月17日: 超高粘度タイプの目薬

---

蔵出し企画: おもちゃ箱の奥 2005年6月5日の記事は → 「スパティフィラムの花芽」 【みぃのつぶやき】 今年はスパティフィラムが花芽をつけてくれていません。冬場にあげた水が少なかったかな? でも、冬場にはあまり水をあげちゃいけないらしいし……。植物を育てるのって難しい。 ※ 過去の記事へのコメントも歓迎します。恐れ入りますが、コメントは該当する記事に書いてくださるようお願いします。過去の記事に関するコメントが今日の記事に書かれていると、他の読者が脈絡を理解できず、混乱してしまいますから。

木陰テンプレート

夏に向けてブログを模様替えしてみました。テンプレートのイメージは木漏れ日と木陰です。木の葉を透かして降り注ぐ光と、その光が通り抜けるときの緑の輝きが好きで、緑を基調にしたテンプレートを作りたいと以前から思っていました。

題字の背景に使った木の葉の写真を探そうと、去年の夏に撮影した写真から改めて選んでみたら、去年8月の記事「夏の日差しに輝く木の葉」に載せた写真と同じ写真を選んでいました。同じ写真を使おうと意図したわけではありませんが、自分の感性に合う写真を選ぼうとすると同じ写真に行き着くようです。

さらに、今回は背景を黒くしてみました。木陰をイメージしていると同時に、掲載する写真が引き立ち、目に優しいという利点もあります。

(6月10日追記) 今回設定したテンプレートはこんなデザインです。

---

蔵出し企画: おもちゃ箱の奥 2005年6月4日の記事は → 「びわの実レポート・1」 【みぃのつぶやき】 今年もびわの実が付いています。まだ青い実が初々しい。ただし、去年豊作だったせいか、今年は数が少ないようです。 ※ 過去の記事へのコメントも歓迎します。恐れ入りますが、コメントは該当する記事に書いてくださるようお願いします。過去の記事に関するコメントが今日の記事に書かれていると、他の読者が脈絡を理解できず、混乱してしまいますから。

ヒトツバタゴの葉陰で

D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual Exposure (F=5.6, SS=1/20s), ISO200, WB=Shade (+1), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

カメラを持ち歩くようになって、今まで気にかけなかったものが目に留まるようになりました。

雲を抜けて弱い光が差し込む日暮れ時に、葉陰に小さな花をたくさんたくさん付けた木を見つけました。

ヒトツバタゴ。細く白い花びらが長く伸びているのが印象的。こんな不思議な花があるのね。

---

蔵出し企画: おもちゃ箱の奥 2005年6月3日の記事は → 「月例体重観測 (2005年6月度)」 【みぃのつぶやき】 先月1ヶ月間で増えた1kg分の体重は、いったい体のどこに付いたんでしょうか。いまだに謎のままです。 ※ 過去の記事へのコメントも歓迎します。恐れ入りますが、コメントは該当する記事に書いてくださるようお願いします。過去の記事に関するコメントが今日の記事に書かれていると、他の読者が脈絡を理解できず、混乱してしまいますから。

月例体重観測 (2006年4～6月度)

6月の体重を測定しました。福岡旅行、桜、藤、タイフェスティバルとイベントが目白押しだった関係で4月、5月と体重を報告していなかったので、今回は3ヶ月分をまとめて報告します。果たして健康的に体重を増やすことはできたのでしょうか。

月例体重観測報告書

4月: 前月比 -0.4kg、前年同期比 -0.2kg
5月: 前月比 +0.2kg、前年同期比 -1.0kg
6月: 前月比 +1.0kg、前年同期比 +0.8kg

※ 2004年4月は欠測です。

今月は1.0kg増えて、1月から2月頃の体重に戻りました。ちょっと不思議なのは、体重が戻っているにもかかわらず、やせた実感があること。顔がほっそりした感じがしますし、服もウェストに余裕があります。先月から増えた1kgはどこに付いたのでしょう?

体重増やそうキャンペーン中ですが、ぶくぶく太りは格好悪いので、体も動かしていきます。現在の運動メニューはお散歩と腹筋運動100回。しばらくこれで継続します。

(6月3日追記) 友達の推理によると、先月から増えた1kg分は足の裏に付いた可能性あり。足の裏がワンコみたいに肉球ぷよぷよでも気持ちよさそう (でも触らせてあげないよ)。このまま足の裏に脂肪が付くと、どんどん背が高くなる?

---

蔵出し企画: おもちゃ箱の奥 2005年6月2日の記事は → 「夕張メロンのメロンパン」 【みぃのつぶやき】 私が小さい頃はメロンパンといってもメロンが入っていないのが当たり前でしたが、今は本当にメロンが入っているメロンパンが増えてきています。日本がかなり豊かになった証拠なのでしょう。私自身、そんなに長い人生を歩んでいるわけではありませんが、その短い間にこんなに豊かになる余裕があったなんて信じられません。物質的豊かさは、追い求めると際限がありません。この先どうなるのでしょう。 ※ 過去の記事へのコメントも歓迎します。恐れ入りますが、コメントは該当する記事に書いてくださるようお願いします。過去の記事に関するコメントが今日の記事に書かれていると、他の読者が脈絡を理解できず、混乱してしまいますから。