みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

祈りを結ぶ

2007年02月23日 19時15分41秒 | 気ままにお出かけ
jinja003.jpg: 八幡神社のしめ縄
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=8.0, SS=1/200s), -0.3EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (-3), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

八幡神社。日間賀島の北西端にあります。

くすんだ冬の景色に包まれた神社で、とりわけ目を引く黄色。人目を引いても、少し赤みを帯びて優しい色。真っ白い紙垂 (しで) が海からの潮風になびきます。

しめ縄には、どっしりとした房が3つ下がっています。幡豆の豊受大神宮にかかっていたしめ縄も立派な房をたたえていました。

この地では神様が大切にされています。

jinja004.jpg: 八幡神社のしめ縄
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=8.0, SS=1/250s), -0.3EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (-3), f=38mm (35mm-equivalent: 57mm)

房は大きく、子供の頭ほどもありそう。房の断面はきれいに切り揃えられています。



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たこ、たこ、ふぐ、ふぐ

2007年02月22日 19時15分47秒 | 気ままにお出かけ
tako0000.jpg: ビニールシートが敷かれた砂浜とタコのモザイク画
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=8.0, SS=1/640s), -0.3EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

西港の隣には砂浜があります。夏には海水浴客でにぎわいますが、今は冬。砂の上には青緑色のビニールシートが敷かれ、風で砂が飛ばないようになっていました。

タコがタコつぼから顔を出し、左手を上げてご挨拶。ビーチをぐるりと囲む道には、タコのモザイク画が埋め込まれています。モザイク画は縦2mくらいと大きい。

tako0001.jpg: タコが描かれたおちょこ
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=5.6, SS=1/30s), +0.3EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (+3), f=55mm (35mm-equivalent: 82mm), Shadows brightened

日間賀島 (ひまかじま) でお酒を頼むと出てくるおちょこにもタコが描かれています。砂浜のモザイク画と同じデザインです。お土産としても売られてるみたい。

tako0002.jpg: マンホールのふた (タコ)
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.2, SS=1/60s), +0.3EV (Matrix metering), ISO200, WB=Shade (+0), f=60mm (35mm-equivalent: 90mm)

マンホールのふたにもタコが。周りを取り囲むのはカモメ、下に咲いている花はスイセンでしょう。

hugu0000.jpg: マンホールのふた (フグ)
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.2, SS=1/100s), +0.3EV (Matrix metering), ISO200, WB=Shade (+0), f=55mm (35mm-equivalent: 82mm)

こちらのマンホールのふたはフグ。日の丸が描かれた扇子を右手で掲げています。

日間賀島はフグが獲れる町でもあります。主な漁場は遠州灘 (なだ)。下関産として流通している天然トラフグの約3割が日間賀島産なんだとか (2003年9月25日発行「日間賀島メールマガジン Vol.02」より)。

tako0003.jpg: 旅館のタオル

旅館のタオルにもタコとフグが。このタコとフグは日間賀島のシンボルキャラクターのようです。

タコを「多幸」、フグを「福」と書いて縁起を担ぐところが日本人らしい。



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田舎のにおい

2007年02月21日 17時33分09秒 | 気ままにお出かけ
port0022.jpg: タコモニュメントと干しイカ売りの老婆
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=8.0, SS=1/800s, 0.0EV, Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (+0), f=55mm (35mm-equivalent: 82mm)

宿に着替えなどの荷物を置いて、西港にやってきました。東港から島を横断したことになります。

西港でもねじり鉢巻きのタコが扇子を持ってお出迎え。東港のタコは左手を上げていましたが、ここのタコは右手を上げています。

……足が8本あっても右手、左手という言い方でいいのかな?

タコの前では、数人の老婆が干しイカを売っています。主なターゲットはこれから帰ろうとする観光客。

「これ、3枚で1000円。どう?」

船着き場で船を待つ観光客を捕まえ、袋詰めにしたイカを目の前に差し出しては売り込みます。売り込むはしから売れる、売れる。干しイカは次々と観光客のキャリーバッグに吸い込まれていきます。

ika0000.jpg: 干しイカ
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=8.0, SS=1/800s, 0.0EV, Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (+0), f=50mm (35mm-equivalent: 75mm)

すぐわきでは切り開いたイカを網に並べ、天日で干しています。ディスプレイ効果も抜群。

「豊浜より安いよ」

豊浜は知多半島の先端に位置する漁業の町です。日間賀島からは、もちろん船で渡ります。多くの観光客は帰路に寄ることになるでしょう。その豊浜には魚ひろばという大きな土産物屋があり、さまざまな海産物が売られています。

この干しイカ、そこで買うより安いというのですが、この場では対岸の価格情勢なんか分かりません。観光客相手の商売ですから、こちらもそのつもりで聞きましょう。

がめつい商魂が田舎に来た実感を盛り上げます。私が育った時代には既に消えていた、都会と真逆の古めかしいにおい。

写真を撮っている間にもまた売れました。いい商売です。商売人の血を引く私の頭は、無意識のうちに製造原価や利益を見積もります。嫌な客だこと。

tabi0208.jpg: 日間賀島西港の多幸まんじゅう屋
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=8.0, SS=1/400s), -1.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

西港ではいろいろな土産物が売られています。こちらの建物には日間賀 (ひまか) 名物「多幸まんじゅう」と大書されています。まんじゅうは土産物の定番。

屋根の上にやぐらが組んであります。船の到着を監視するのでしょうか、多幸まんじゅうが蒸し上がったら鉦 (かね) を鳴らして知らせるのでしょうか。

dish005.jpg: 昼食 (えびすり身揚げと天むすのセット)
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.5, SS=1/50s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (+3), f=55mm (35mm-equivalent: 82mm)

土産物屋をひやかしたら、お昼ご飯。日間賀島を1周する前にエネルギー補給しないとね。食堂のメニューは揚げ物ばかり。まさに大衆食堂。地元の食堂。観光客受けを狙わない店で、土地のにおいを味わう。



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タコの歓迎

2007年02月20日 18時48分06秒 | 気ままにお出かけ
objet002.jpg: 日間賀島東港のタコモニュメント
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=8.0, SS=1/800s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (+0), f=38mm (35mm-equivalent: 57mm)

日間賀島 (ひまかじま) の東港で船を下りると、ねじり鉢巻きをした大きなタコが扇子片手に出迎えてくれました。くりくりした目がかわいい。

「タコが入らん」
道路わきでカメラを構えていた父が後ろに下がります。

今回父が持ってきたレンズは80mmからの望遠レンズ。先日買った中古レンズの試写だとか。また望遠レンズ買ったのか。好きだなぁ。

このタコのモニュメント、80mmじゃ相当引かないと (後ろに下がらないと) 入らないだろうなぁ。父のEOS Kiss Digitalは私のD70sより画角が狭く、35mm判換算で約130mmの画角になるので、撮るのは余計に大変でしょう。

結局、交差点を挟んだ反対側から撮っていました。

sima0000.jpg: 日間賀島全景

日間賀島はカニみたいな形をしています。ほら、島の本体が甲羅で、北側に延びる防波堤がカニの爪。

島の周囲は約5.5kmと小さく、歩いても簡単に一周できます。お散歩にぴったり。

road002.jpg: タコモニュメントと島唯一の信号機
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=8.0, SS=1/1250s), -0.7EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (+0), f=38mm (35mm-equivalent: 57mm)

タコのいる交差点には信号機が設置されています。何でも、三河湾に浮かぶ島で唯一の信号機だとか。きっと、子供に交通ルールを教えるための信号機でしょう。

私が通っていた小学校には校庭の片隅に小さな交通公園が設けられ、道路や信号機、踏切などが再現されていました。交通公園内の道を歩きながら交通ルールを勉強するためのものです。高いブロック塀に挟まれて見通しの悪い道路も再現されていたと記憶しています。

ところが、そこで交通ルールを教えられた記憶はまったくありません。教えられたのに忘れたのか、本当に交通ルールの授業がなかったのかは分かりません。当時既に、踏切から延びる線路はすっかり錆 (さ) びついていました。第二次交通戦争の時代に造られた後、長い間使われていなかったのかもしれません。

あの交通公園では、放課後に色鉛筆をなくしてしまいました。探しても探しても出てきません。泣きそうになっても探して探して、それでも出てきませんでした。苦い思い出です。

sima0001.jpg: 築見島と篠島

島の道路をてくてく歩きます。

日間賀島の南側からは、小さな島を挟んで篠島 (しのじま) が見えます。

写真の左から築見島 (つくみじま) と小磯島 (こいそじま)、右端のこんもりとした島が中手島 (なかてじま)、真ん中の奥に見えるのが篠島。篠島までは2km足らずと、すぐ近くです。

名前から察するに小磯島と中手島はもともと島だったはずですが、今では埋め立てによって篠島と陸続きになっています。

あっ。

oni0000.jpg: 金色の鬼が「ようこそ」
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=3.2, SS=1/400s), +0.3EV (Spot metering), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

ようこそ、ようこそ。

道端で、金色の鬼も歓迎してくれました。



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(3月3日追加) 写真を1点 (oni0000.jpg) 追加しました。

日間賀島に渡る

2007年02月19日 19時20分19秒 | 気ままにお出かけ
ship044.jpg: 日間賀島行き高速船
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=6.3, SS=1/1000s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

旅の目的地は日間賀島 (ひまかじま)。鉄道やバスに乗ってきた今までの旅と違い、船に乗る旅。船に乗るなんて何年ぶりでしょう。

船は河和 (こうわ) 港から出ています。河和駅から河和港までは無料の送迎バスが出ていて、大きな荷物を持っていても楽に移動できます。

河和港と日間賀島を結ぶのは、近代的な姿の高速船。白い船体に伸びる青いラインが凛々しい。日間賀島行きの航路は便数も多くて便利です。ちょっとお値段が張るけどね。

この日は平日でしたが、既に多くの乗客がシートに座っていました。

port0020.jpg: 河和港を出る

いよいよ出港。しばし本土とお別れ。

日間賀島までは20分ほど。小さな小さな船旅です。

sea0003.jpg: 船が立てる水しぶき
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=10, SS=1/400s), -1.3EV (Spot metering), ISO200, WB=Sunny (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

船がスピードを増すにつれ、波しぶきも大きくなっていきます。スピードも相当出ていて波しぶきも激しいのですが、意外と揺れは小さく、船酔いもしません。

左手には一色 (いっしき) の町、右手には知多 (ちた) 半島。

やがて前方に佐久島 (さくしま) が現れ、さらに海を隔ててもうひとつ緑色の島影が浮かびました。あれが日間賀島。

ぺったりと海に伏せていた島影が次第に盛り上がり、旅館の建物が目の前に迫ってきました。日間賀島に到着です。

port0021.jpg: 日間賀島東港に入る
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=8.0, SS=1/320s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (+0), f=55mm (35mm-equivalent: 82mm)

日間賀島にある港のうち、高速船が寄港するのは西港と東港です。一方の港にしか寄らない便が多い中、今回乗った便は西港と東港の両方に寄港します。

先に到着するのは西港。多くの乗客が西港で船を下りていきますが、私はそのまま東港まで海上遊覧。ちなみに、どちらの港で下船しても料金は同じです。

日間賀島を洋上から眺める5分間のクルーズ。島の南側は建物もまばらで、緑が豊かです。ところどころに浮かぶブイをやり過ごして東港に入港。

ちょっと物足りないけど、下りなきゃね。

ship045.jpg: 高速船が日間賀島東港を出る

ばいばーい。

高速船はこの後、篠島 (しのじま) に向かいます。

船を見送って、いざ日間賀島探検。



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(編集後記)
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ヾ(≧∇≦)〃 八八八と末広がりで、めでたいっ!