みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

日間賀島旅行・目次

2007年02月18日 19時42分25秒 | シリーズ企画の目次
小さな島を訪ねたくなりました。幸い、地元には小さな島がいくつかあります。まずは日間賀島 (ひまかじま) へ。

日間賀島へは、河和 (こうわ) 港から高速船に乗って渡ります。

港に向かう途中、富貴 (ふき) 駅で電車を乗り換えました。

富貴駅はホームが2本に分かれていますが、そのホームの間を行き来するには踏切を渡らなければなりません。都会ではあり得ない光景に心が弾みます。地元の人には面倒な乗り換えでしょうが。

遮断機が上がるまで待つ間も、赤いランプと警報の規則的なリズムが耳に心地いい。朝日も爽やか。すがすがしい風とともに急行の発車を見送ると、その向こうでは河和行き普通電車としてパノラマカーが待っていてくれました。行先表示は鉄板を手で差し替える方式。巻き取り式の電動の表示幕でさえありません。

train011.jpg: 名鉄パノラマカー

当たりくじを引いた気分。

パノラマカーはかつて名鉄の看板列車でした。

小さい頃は電車が大好きでした。パノラマカーも好きで、机の前にパノラマカーの写真を貼っていました。雑誌の見開きページを切り抜いたものです。

乗り換えが、思いがけない記憶を呼び覚ましてくれました。

その7000系パノラマカーも老朽化が進み、残念ながら廃止が決定されました (2006年9月29日名鉄発表)。昔ながらのパノラマカーも、ほどなく線路から姿を消してしまうのでしょう。

パノラマカーは、客席から前を見られるだけでなく、前面から側面まで視界が広いことが特徴です。その代償として運転席は2階に設けられ、運転席からの視界も狭く、運転士にとっては運転しにくくなっていたようです。これも廃止の一因でしょう。

当然、座るべきは一番前の座席。途中、廃駅となった布土 (ふっと) 駅を含め、終点まで3駅の運転士気分。



娯楽兼リハビリ」 ← 日間賀島旅行の前の記事はこちら。

日間賀島旅行の次の記事はこちら → 「日間賀島に渡る


※ 観光情報など、関連リンクを当記事の末尾にまとめました。

※ 日間賀島旅行の後、篠島 (しのじま) も訪ねました。



日間賀島旅行の目次


ここには、各記事を旅程順にまとめた目次を掲載しています。下の画像やテキストをクリックすると、該当する記事が表示されます。第3回以降の記事はすべて写真付きで書いているので、写真だけ拾い読みという楽しみ方もあり。

(1) 父を旅行に誘いました
(2) 娯楽兼リハビリ

train011.jpg
(3) 日間賀島旅行・目次
(この記事)
ship044.jpg
(4) 日間賀島に渡る
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(5) タコの歓迎
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(6) 田舎のにおい
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(7) たこ、たこ、ふぐ、ふぐ
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(8) 祈りを結ぶ
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(9) 白い船体並ぶ
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(10) また明日
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(11) 時間の痕跡
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(12) つかの間のマイホーム
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(13) 無意識の造形
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(14) コンクリート海岸の表情
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(15) 夏の残影
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(16) 身を寄せ合って
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(17) 小島を飲み込んだ波の傷跡


日間賀島の観光情報


日間賀島観光協会 …… 旅館や民宿も探せます。
三河湾環境フォーラム …… 三河湾の環境改善に取り組むページ。レジャー情報もあります。
中部開発センター機関誌 vol. 148 (2004.9) 「観光カリスマに聞く: 日間賀島観光ホテル ~漁業を活用した離島観光のカリスマ」 …… 日間賀島の観光開発の歴史について。

去年のアルバム (2月)

2007年02月17日 19時45分25秒 | 日常のあれこれ
tabi0185.jpg: 夕日を浴びる竹垣

蔵出し企画として、1年前の2月に掲載した写真の中からお気に入りをピックアップして振り返ってみます。2006年2月も撮影枚数が少なかったため、5枚を選んで紹介します。当時の撮影はすべてコンパクトデジカメ。

この頃から、身の回りでのちょっとした発見も撮っています。当時も今も変わらず好きな時間帯は夕方。世界が温かい色になります。

tabi0191.jpg: 山門

この頃は、極端な逆光で光のまばゆさを撮っていました。きれいに撮るより、見た印象をそのまま撮りたいと思うのは今も変わりません。

ときどき、絵になる構図にしようという考えが浮かぶことがあります。そんなときは目が絵になる構図を探してしまい、妙に力んだ写真になったり、撮影に迷いが出たりします。そのような視点から撮った写真を後から見返すと、決まって面白くない写真になっています。

感性に従って素直に撮るには、肩の力を抜くこと。無意識のうちに力を抜いて写真を撮れるようになりたい。

geranium04.jpg: ゼラニウムの花に積もる雪

去年は雪がたくさん降りました。雪が降るとカメラを持ち出したくなります。その素直な感情を大切にしたい。

ゼラニウムは屋外で冬を越せないのでは、というコメントも寄せられましたが、うちのゼラニウムはずっと屋外のままです。こんなに派手に雪に覆われましたが、枯れることなく今年もちゃんと咲いてくれました。

leaf0003.jpg: 西日を透かすサザンカの葉

こちらも散歩中のカット。しゃがんでサザンカの茂みをのぞき込んだら、こんな光が差していました。お散歩は探検です。茂みがあったら、のぞき込んでみるべし。

夕方の色が好きなのは今でも変わりません。この写真も夕方に撮っています。

honey000.jpg: 黄金色の空に泡がぽつぽつ

これも日常での発見を撮ったもの。普段の生活にも発見と幸せがいっぱい。

こうして1年前の写真を見返してみると、あまり作為することなく、感性に素直に撮っていたようです。今では機材が一回りも二回りも大きくなり、いかにも「撮ってます」という雰囲気で撮影するようになりましたが、この頃の気持ちを忘れないようにしたいな。



関連記事:
去年のアルバム (1月)
去年のアルバム (3月)

西幡豆駅夕景

2007年02月16日 19時18分50秒 | 気ままにお出かけ
statn023.jpg: 西幡豆駅のホーム
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=6.3, SS=1/200s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=26mm (35mm-equivalent: 39mm)

「ねぇ、電車まだ?」
小さな男の子が、母親に連れられてホームをトコトコ歩いています。

もうしばらくすれば電車が来るはずですが、結局、男の子は母親に手を引かれ、電車の到着を待たずに駅を出て行きました。西幡豆 (にしはず) 駅は無人駅。改札がないのでホームには自由に出入りできます。この男の子も電車が大好きで、ときどき駅まで見に来るのでしょう。

再び辺りが静かになりました。

statn024.jpg: 西幡豆駅の乗車位置表示
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=6.3, SS=1/100s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=24mm (35mm-equivalent: 36mm)

風は強くても日差しは穏やか。ホームのアスファルトに夕日が落ちます。

乗ろうとする電車はワンマン運転。1両目の後扉から乗り込みます。

乗車位置に屋根があるので、雨の日でも楽に電車に乗れることでしょう。

餘部駅で、列車に乗り込むときに雨に濡れたことを思い出しました。餘部駅は乗車位置に屋根がない上に、乗客が雨に濡れているにもかかわらず運転士がなかなか扉を開けてくれなかったので。



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踏切のぬくもり」 ← 幡豆漁港めぐりの前の記事はこちら。

踏切のぬくもり

2007年02月15日 19時30分37秒 | 気ままにお出かけ
statn019.jpg: 西幡豆駅
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=8.0, SS=1/125s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=50mm (35mm-equivalent: 75mm)

海沿いの道を離れ、西幡豆 (にしはず) 駅へ。西幡豆駅は三河鳥羽 (みかわとば) 駅の東隣の駅です。

線路の右手は自転車駐輪場になっており、自転車が延々と停められています。駅の利用者が多いのか、放置自転車が多いのか。ご主人様を失っては自転車もかわいそうに。

駅舎は片側にしかなく、ホームに入るには踏切を渡る必要があります。

statn020.jpg: 西幡豆駅の踏切
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=8.0, SS=1/125s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=29mm (35mm-equivalent: 43mm)

無人の駅舎に置かれた自動販売機で切符を買い、ホームへ。

ホームは線路の間に挟まれて島状になっており、ホームに行くには踏切を渡ります。大回りして踏切を2回渡ってホームに入るまどろっこしさが、いかにもローカル線。

小さい頃、近所にあった駅の構内にも踏切がありました。その駅は上り線ホームと下り線ホームが対面する構造で、両ホームを行き来するには踏切を渡っていました。ホームに電車が入線している間は、両ホームをつなぐ踏切も遮断機が降りて通行止めになりました。

さらに、駅の隣には道路が通っており、そこにも踏切が設けられていました。私鉄の場合、隣に踏切がある駅が多いです。電車が踏み切りを通過する間だけでなく、電車が駅に停車している間もずっと通行が止められていました。都会の住宅地で長時間踏切が遮断されるとは、ずいぶん不便な仕組みです。小さな子供だった私には、駅のイベントといった程度の認識しかなかったはずですが。

statn021.jpg: 西幡豆駅の踏切
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=6.3, SS=1/200s), -0.3EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=26mm (35mm-equivalent: 39mm)

足の裏で木の感触を確かめながら踏切を渡ります。

歳月を刻んだ駅の施設の中でただひとつ、踏切がまとう黄色と黒の縞模様だけが、新しい塗色の存在感を放っています。

傾いた日差しに鉄のレールが鈍く光っていました。

statn022.jpg: 西幡豆駅の駅舎
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=6.3, SS=1/250s), -0.3EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=29mm (35mm-equivalent: 43mm)

木造の駅舎。ベンチに座布団が敷かれた駅舎。座布団は地元の人の手作りでしょうか。ローカル線の駅には人の心が宿っています。そんなぬくもりが伝わる駅舎。



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リヤカーの列

2007年02月14日 18時43分45秒 | 気ままにお出かけ
port0018.jpg: 西幡豆漁港にて。リヤカーに積まれた魚網
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=8.0, SS=1/320s), -0.3EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=55mm (35mm-equivalent: 82mm)

を降りて漁港へ。ずらりと並んだリヤカーの列に遭遇しました。

荷台には真っ黒な網が積まれています。その後ろではコンクリートの地面に真っ黒な網が干し広げられ、さながら巨大なノリ。

日もずいぶん傾き、引き潮のように空から色が抜けてしまいました。人影はほとんどありません。てくてく歩きの友達は、ずっとやまない潮風。ときによろめくほどの潮風。

port0019.jpg: 西幡豆漁港の岸壁に置かれた魚網
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=8.0, SS=1/125s), -0.7EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=29mm (35mm-equivalent: 43mm)

岸壁にはオレンジ色の網も置かれていました。積み重ねられたタイヤに染み込んだ暮らしのにおい。白いロープにこびりついた、人の営みの跡。



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