みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

去年のアルバム (12月) 後編

2007年12月28日 19時34分45秒 | 日常のあれこれ
night023.jpg: 木のベンチ
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=4.5, SS=1/10s), ISO800, WB=Incandescent (-2), f=24mm (35mm-equivalent: 36mm)

日帰り旅行からの帰路、一服しようとしたら、ベンチが「撮って撮って」と訴えかけてきました。居ても立ってもいられず、バッグの中に片付けたカメラを引っ張り出して撮影モードに。

一眼レフは、バッグから出すのにもバッグにしまうのにも手間がかかります。そのせいで、疲れているときには、カメラを出すのが面倒で素通りしてしまうこともあります。

そんなヘタレではいけないという考えもあるでしょう。無理して撮ってもいい写真は撮れないという考えもあるでしょう。どちらも一理あります。私は撮る気になれば撮るようにしています。

villagio_italia62.jpg: イタリア村にて。光のトンネルとゴンドラ
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=4.5, SS=1/10s), ISO200, WB=Sunny (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

被写体を見つけたときは、まずあちこちの角度から眺めてアングルを探します。広角レンズ (実際に使っているのは標準ズームの広角側) はアングルの自由度が高く、工夫のしがいがあります。

気がつくと、被写体に顔をすりつけんばかりの姿勢で見回していることもあります。そうやって被写体を目でなめ回し、被写体と同じ時間と空間を共有する中で撮るのが好きです。コンパクトデジカメで撮っていた頃も含めて、かれこれ2年半もそのような撮り方をしています。これが私の物の見方なのでしょう。今でも、望遠レンズには興味がわきません。

villagio_italia64.jpg: イタリア村にて。閉店後のピザ屋
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=4.5, SS=1/20s), ISO320, WB=Sunny (+0), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

閉店後のお店の雰囲気も好き。つい最近も閉店後のカフェを撮ってきました。

ガラスは、光の映り込みを利用したり、ガラス面の文字だけを浮かび上がらせて背景をぼかすなど、いろいろ使えます。あまり多用しても飽きてしまいますが、ワンポイントとしては印象的です。

architecture040.jpg: 配管がむき出しの天井
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Programmed AE (F=2.8, SS=1/5s), +0.7EV (Matrix metering), ISO800, WB=Incandescent (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm), Rotated clockwise

現代的な風景にも魅力を感じます。きれいに見えるように意図されたものに興味がなくなって、こんな武骨な物ばかりを撮ることも多いです。最近は工事現場に興味津々。また変なものに興味を持つ、なんて言わないで。

architecture041.jpg: 展示棟の吹き抜け
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=2.8, SS=1/15s), +0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Fluorescent (+2), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

去年はあちこちで吹き抜けを撮っていましたが、今年は吹き抜けを撮った記憶がありません。魚眼レンズを買ったにもかかわらず、です。あまり建物を訪れていないからでしょうか。



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2007年12月27日 23時38分39秒 | 日常のあれこれ
night020BW.jpg: 京都。二年坂の夜景
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=3.8, SS=1/13s), ISO1600, WB=Sunny (+0), f=38mm (35mm-equivalent: 57mm), Grayscaled

毎月1回の蔵出し企画として、1年前に撮った写真を振り返っています。1年前に撮った写真を見返して、撮影スタイルや趣向の変化をたどります。今回は、2006年12月に掲載した写真から10枚選びました。

1枚目は、京都の二年坂で撮った夜景。食べ物屋さんの前に人だかりができて楽しそうな雰囲気だったので、放射状に伸びる影と石畳の道の奥行き感を画面に入れつつ撮ってみました。

night022.jpg: 京都。二年坂の夜景
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=3.8, SS=1/13s), ISO1000, WB=Sunny (+0), f=34mm (35mm-equivalent: 51mm)

この写真も二年坂のにぎわいを撮ったもの。土産物屋を冷やかしながらそぞろ歩く観光客に温かみを感じて撮りました。

京都を訪れたときは、観光ガイドに載っているような写真に興味はなく、いわゆる定番スポットの写真は一応押さえておく程度でした。

過去には、定番スポットを中心に押さえた記事もたくさんありました。特に、2年ほど前の鳴門・高松旅行のときは、私の足取りをそのままたどってブログを書きました。鳴門・高松旅行は、初めてブログに載せた旅行でした。

当時は、「あ、いいな」と思うたびにデジカメを構えて、多くの読者と時間を共有しているように感じながら旅行していました。

今回紹介する写真を見てみると、既に1年前には見方がずいぶん変わっていたことが分かります。

この頃は、「いいでしょ」と訴えかけてくるものに まるで興味がなくなっていました。「きれいだね」という感想を要求されているようで、押し付けがましさや媚 (こび) を感じ、遠ざけていました。そして、媚びないものを撮ったり、期待通りの見方を避けたりするようになりました。

反抗期ってやつでしょうか。

koyo0043.jpg: 京都。銀閣寺の紅葉
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=4.5, SS=1/40s), ISO200, WB=Cloudy (-1), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

そのような考え方が進み、あえてお金を払って観光施設に入ろうとはしなくなりました。京都を訪ねたときも、当初の予定では哲学の道から二年坂・三年坂をぶらぶら歩くつもりでした。

そんな心づもりでいても、実際には予定通りに事が運ぶはずもありません。並木は既に落葉していました。同行している母を退屈させるわけにもいかないので、銀閣寺に入ることにしました。

それでもやっぱり反抗期。銀閣寺でも、お仕着せの視点には反発してしまいます。

koyo0046.jpg: 京都。銀閣寺の庭を埋める赤い落ち葉
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=5.0, SS=1/80s), ISO200, WB=Cloudy (-1), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

観光客が素通りする場所で立ち止まったり、後ろを振り返ったりしながら、何気ない光景を切り取ったものです。

ものの見方が転換し、写真の撮り方も変わりましたが、読者に楽しんでもらうことを大切にするスタンスはブログ開設当初から変わっていません。今でも、写真を撮るときには、一緒に歩く途中でふと立ち止まり、しばらく同じ景色を眺めて一言二言感想を交わし、また歩き出すような感覚を持っています。

このブログをどんな人が読んでいるかは分かりません。分かりませんが、読者との一体感は大事にしています。一体感がなくなったら、きっと写真を撮らなくなるでしょう。

night018.jpg: 京都。祇園交差点付近の店
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=2.8, SS=1/30s), ISO200, WB=Sunny (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

古都とはいえ、京都も人の住む町。現代的なお店もあります。黒い窓枠とオレンジ色の光が大人っぽい。

こういうシーンには、華やかさと動感と落ち着きが調和するアングルがどこかにあります。そこを探すのが広角の楽しみ。



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願い事の夜

2007年12月26日 23時33分09秒 | 気ままにお出かけ
italiamura010.jpg: イタリア村の夜景。クリスマスツリー
D70s with Tokina AT-X 107 DX Fisheye (10-17mm F3.5-4.5, Serial # 7800891), Aperture priority AE (F=6.3, SS=1.0s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Auto (+0), f=10mm (35mm-equivalent: 15mm)

イタリア村のクリスマスツリー。オーナメントの中には仮面も見えます。葉っぱに結び付けられた丸い紙には、願い事が書かれていました。

撮影している間にも、カップルが訪れては、願い事を結び付けていきます。

みんなのもとにサンタクロースは訪れたでしょうか。

gift0008.jpg: 旭山動物園カレンダーとマイ箸セット

私は、旭山動物園のカレンダーとマイ箸 (はし) セットをもらいました。

マイ箸セットは、2分割式の箸を専用のケースに入れるタイプ。はやりのスタイルです。これなら、小さなバッグにも気軽に入れられます。

以前は長い箸箱に箸を収めたものでした。幼稚園や小学校では、箸箱をくわえて笛のようにブーブー鳴らす子がクラスに必ずいたものです。走ると、かばんの中で箸がカチャカチャと音を立てたのも懐かしい思い出です。

ところで、旅行中など、1日3食を外食に頼る場合は、どこで箸を洗ったらいいでしょうか。田舎のお店だと、トイレがきれいでないことも多いんです。既にマイ箸を使っている人はどのようにしていますか。



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青い雪のクリスマス

2007年12月25日 23時09分56秒 | 気ままにお出かけ
ilum0024.jpg: 伊勢湾海運ビルと港橋のイルミネーション
D70s with Tokina AT-X 107 DX Fisheye (10-17mm F3.5-4.5, Serial # 7800891), Aperture priority AE (F=9.0, SS=2.5s), +1.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

今年も伊勢湾海運ビルの屋上にサンタさんが来てくれました。

ilum0025.jpg: 伊勢湾海運ビルと港橋のイルミネーション
D70s with Tokina AT-X 107 DX Fisheye (10-17mm F3.5-4.5, Serial # 7812862), Aperture priority AE (F=3.5, SS=1/8s), -0.7EV (Matrix metering), ISO400, WB=Fluorescent (+0), f=10mm (35mm-equivalent: 15mm)

橋の上には、雪の模様が投影されていました。

ilum0026.jpg: 伊勢湾海運ビルと港橋のイルミネーション
D70s with Tokina AT-X 107 DX Fisheye (10-17mm F3.5-4.5, Serial # 7812862), Aperture priority AE (F=3.5, SS=1/8s), -0.7EV (Matrix metering), ISO400, WB=Fluorescent (+0), f=10mm (35mm-equivalent: 15mm)

雪模様のスポットライトが路面にぽつぽつと。

ilum0027.jpg: 港橋のイルミネーション
D70s with Tokina AT-X 107 DX Fisheye (10-17mm F3.5-4.5, Serial # 7800891), Aperture priority AE (F=7.1, SS=1/1.6s), +1.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

雪の代わりに、青いLEDが冬を演出します。

今年も静かにクリスマスが過ぎていきました。



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赤いベルのメリークリスマス

2007年12月25日 22時56分44秒 | 気ままにお出かけ
italiamura007.jpg: イタリア村の夜景。店先のMerry Christmas
D70s with Tokina AT-X 107 DX Fisheye (10-17mm F3.5-4.5, Serial # 7812862), Aperture priority AE (F=4.0, SS=1/50s), +1.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (+0), f=13mm (35mm-equivalent: 19mm)

店先にメリークリスマスのメッセージ。イタリア村の中でも特に好きなクリスマス飾りです。去年は24mm (35mm判換算36mm) の広角で撮りました。今年は魚眼レンズで。

魚眼は広くて気持ちいいわぁ。

italiamura008.jpg: イタリア村の夜景。店先のMerry Christmas
D70s with Tokina AT-X 107 DX Fisheye (10-17mm F3.5-4.5, Serial # 7800891), Aperture priority AE (F=5.0, SS=1/30s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (+0), f=10mm (35mm-equivalent: 15mm)

ここは陶器のお店。数百円の小物から、月給が丸ごと飛んでいくほどの高価な置物まで、いろいろあります。

このお店では、プレゼント用にワインの栓と小皿を買ったことがあります。

italiamura009.jpg: イタリア村の夜景。店先のMerry Christmas
COOLPIX 3100 with FIT UWC-1628 fisheye converter (Gyorome 8). COOLPIX settings are: Programmed AE (F=4.9, SS=1/7.7s), -1.0EV (Matrix metering), ISO100, WB=Sunny, f=17.40mm (35mm-equivalent: 115mm)

魚眼コンバージョンレンズも買っちゃいました。魚露目 (ギョロメ) 8号です。コンパクトカメラのレンズ先端に取り付けて使います。これで、一眼レフもコンパクト機も魚眼仕様になりました。どんだけ魚眼が好きなんだか。

COOLPIX 3100に魚露目8号を取り付けた場合、ズーム端でほぼ対角線魚眼になります。ただ、COOLPIXとの相性が少々悪いようで、撮れる写真が全体にもやっとします。カリッと鮮明な描写が好きな私には物足りませんが、鑑賞できないほどではありません。お遊びレンズとしてはこれでいいのかも。

魚露目8号はレンズが小型なので、被写界深度が非常に深い (近景から遠景まで広くピントが合った) 写真が撮れるかと期待しています。

なお、SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macroと魚露目8号の組み合わせはダメダメでした。COOLPIX 3100との組み合わせより画質が落ちます。



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