鹿児島県と宮崎県の境にある霧島連山。5-6月はミヤマキリシマが咲き誇り、多くの観光客や山歩きの人たちでにぎわいます。霧島連山の中ほどにある新燃岳周辺2km以内は今も噴火警戒のため立入禁止です。観光の主な拠点は北西部のえびの高原と南東側の高千穂河原です。
上の画像はえびの高原の韓国岳西側山麓から見た硫黄山の風景です。かつては硫黄山だけでなく下の県道付近でも硫黄を含んだ噴気がさかんに出ていました。今はすっかり止んでしまって、北側のえびの市営露天風呂は湯温が下がり2005年秋以降は休業しています。今年は雨が少ないため例年出現する画面右手の小さな池は干上がったままです。
ミヤマキリシマは大規模な害虫発生などで花が少ない年もあります。広い地域なので人為的な害虫防除は実質不可能です。新燃岳噴火で高温の火山礫や噴石が降った場所では大半の枝が枯れましたが、被害から3年目になり地表近くで花が復活しています。全体的に今年の花付きは平年並みのようです。花の色は紫色系が多いですが朱色、赤色、まれには白色もあります。白い花は珍しいためか盗掘もあり残念なことです。
えびの高原は観光地のため道路脇に大規模なミヤマキリシマの花園があり、例年6月第一週が見頃です。山に上らずとも手軽に花が楽しめます。韓国岳は霧島連山の最高峰で標高は1700m。山頂付近のミヤマキリシマは例年6月中旬が見頃です。
ミヤマキリシマは火山地帯の岩場や荒地に群生し、植生の変化で松などの高い木が成長して日当たりが悪くなると次第に衰えていくようです。岩の隙間にも根を伸ばして力強く花を咲かせています。開花時期には少し差が有り一斉に開花しないぶん長い期間花を楽しめます。
6月は梅雨空が多く名前のとおり霧がよく出ます。山の上では見通しが数メートルになることも珍しくありません。道に迷いやすいので霧の深い日の山登りは要注意です。遭難事故も年に数回あり2012年正月の行方不明者はいまだに発見されていません。撮影は九州南部が梅雨入りした2013年5月27日です。
上の画像はえびの高原の韓国岳西側山麓から見た硫黄山の風景です。かつては硫黄山だけでなく下の県道付近でも硫黄を含んだ噴気がさかんに出ていました。今はすっかり止んでしまって、北側のえびの市営露天風呂は湯温が下がり2005年秋以降は休業しています。今年は雨が少ないため例年出現する画面右手の小さな池は干上がったままです。
ミヤマキリシマは大規模な害虫発生などで花が少ない年もあります。広い地域なので人為的な害虫防除は実質不可能です。新燃岳噴火で高温の火山礫や噴石が降った場所では大半の枝が枯れましたが、被害から3年目になり地表近くで花が復活しています。全体的に今年の花付きは平年並みのようです。花の色は紫色系が多いですが朱色、赤色、まれには白色もあります。白い花は珍しいためか盗掘もあり残念なことです。
えびの高原は観光地のため道路脇に大規模なミヤマキリシマの花園があり、例年6月第一週が見頃です。山に上らずとも手軽に花が楽しめます。韓国岳は霧島連山の最高峰で標高は1700m。山頂付近のミヤマキリシマは例年6月中旬が見頃です。
ミヤマキリシマは火山地帯の岩場や荒地に群生し、植生の変化で松などの高い木が成長して日当たりが悪くなると次第に衰えていくようです。岩の隙間にも根を伸ばして力強く花を咲かせています。開花時期には少し差が有り一斉に開花しないぶん長い期間花を楽しめます。
6月は梅雨空が多く名前のとおり霧がよく出ます。山の上では見通しが数メートルになることも珍しくありません。道に迷いやすいので霧の深い日の山登りは要注意です。遭難事故も年に数回あり2012年正月の行方不明者はいまだに発見されていません。撮影は九州南部が梅雨入りした2013年5月27日です。