霧島山中にはオオヤマレンゲが自生しています。6月には白い小さな花を咲かせます。手の平に入るほどの可憐な花がうつむき加減に咲き、かすかな甘い香りを放ちます。
天女にもたとえられる気品ある美しい花。不動池に近い生育地では、その美しさゆえに毎年多くの人が訪れます。オオヤマレンゲ周辺の木が枯れて根元も踏み固められ、鹿の食害も加わり絶滅が心配されています。数年前から保護区域が設定されロープに囲まれて花には近づけません。
これは保護地域とは別な場所にただ1本残っているオオヤマレンゲです。この木も鹿による食害が続き、痛んだ幹は強風で今にも折れてしまいそうです。鹿が枝葉を食べないよう周囲にロープが張り巡らされ、幹には支柱や添木を当てて、大枝は下から木で支えてあります。
成長の遅いオオヤマレンゲですが、この木は根元が20cmほどの老木のようです。見守る人々の気持ちが通じて一年でも長く生き残ってほしい大切な一本です。
天女にもたとえられる気品ある美しい花。不動池に近い生育地では、その美しさゆえに毎年多くの人が訪れます。オオヤマレンゲ周辺の木が枯れて根元も踏み固められ、鹿の食害も加わり絶滅が心配されています。数年前から保護区域が設定されロープに囲まれて花には近づけません。
これは保護地域とは別な場所にただ1本残っているオオヤマレンゲです。この木も鹿による食害が続き、痛んだ幹は強風で今にも折れてしまいそうです。鹿が枝葉を食べないよう周囲にロープが張り巡らされ、幹には支柱や添木を当てて、大枝は下から木で支えてあります。
成長の遅いオオヤマレンゲですが、この木は根元が20cmほどの老木のようです。見守る人々の気持ちが通じて一年でも長く生き残ってほしい大切な一本です。