花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

穏やかな小春日和サゴシが跳ねる吹上浜 2015/12/08 (鹿児島)

2015-12-10 20:23:37 | 吹上浜
12月8日、吹上浜は風もなく穏やかな小春日和でした。
中国大陸からの汚染物質流入はなく、少しぼんやりですが遠くの山が見えています。

9時52分 散歩の人 背景の山は野間岳


9時57分 カラスが多い渚


冬場は北西季節風が強く人影は殆どありませんが、穏やかな日差しに誘われ散歩の人がやって来ました。キス釣りの人も見かけました。

カラスが多いものの、小魚は漂着していません。11月下旬から何度かチリメン雑魚の漂着を見かけましたが、海岸近くにサゴシは湧きませんでした。

10時28分 キス釣りの人


2ヶ月ほど仕事が忙しく浜に来れなかった釣り人。姶良市から訪れたのですが、季節外れのためフグが1匹釣れただけ。天候が穏やかなので潮が満ちるまで居ようと話していました。

12月8日 中潮 戸崎港の潮汐表 tide736.net から引用


16時4分 海面に魚が湧く 波打ち際から30m程度


16時12分 打上げられたカタクチイワシ


農作業を終わらせ浜に出ると、小さな川口に魚が湧いているではありませんか。波打ち際にはカタクチイワシが次々に打ち上がっています。これにはビックリ、釣具を取りに砂山を駆け上がりました。10分もせずに戻ると、・・・魚が見えません・・・ああ、やっぱりダメか。

短時間で状況が変化


16時35分 魚は南の沖合へ移動


画像を拡大してみると


撮影中は気づきませんでしたがパソコン画面で見ると明らかにサゴシです。釣具を取りに戻る間に魚群は移動して結局当たりもないままでした。魚釣りは運次第です。

鹿児島の方言では幸運に恵まれることを「のさる」と言います。日没まで1時間程度、魚が釣れると暗い屋外で捌くのは大変です。

サゴシが跳ねるのを追いながら浜辺を走り回り40分ほど仕掛けの弓角を投げましたが、反応なし。近くにもサゴシがいたようですが、餌が豊富で疑似餌には見向きもしなかったのでしょう。

魚群が近くの時に投げていたら釣れたはず・・・もう少し早い時間帯に浜に出ていたら・・・ですが、こればかりは「のさらんと、やっせん」(幸運に恵まれないと、ダメ)ということでした。気持ちを切り替え、夕日撮影を楽しみました。


16時59分 夕日を撮影


右は久多島(ふたしま)


17時13分 水平線の雲に隠れる夕日


17時15分 残照


久多島は本来は「くたしま」でしょうが、発音がしにくいためか地元では「ふたしま」と呼んでいます。南北に弓状に連なる吹上浜の沖合にぽつんと浮かぶ小島です。日置市吹上町の永吉川口の西方に位置し、日置海岸からは西南西方向に見えます。

夕日は沈むにつれて島に近づきましたが、最後は雲に隠れました。職漁船による吹上浜沿岸のサゴシ漁はこれから3月にかけて続きます。

海が穏やかな日には魚群が海岸に接近するかも知れません。いつの日か、サゴシに「のさる」ことを期待しながら夕日を拝み、鹿児島への家路につきました。
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暖冬でエンドウ豆の生育早まる 2015/12/08 (鹿児島)

2015-12-10 17:01:55 | 野菜作り
鹿児島は冬も温暖で、鹿児島市街地での積雪は数年に一度位です。今年はエルニーニョの影響で暖冬傾向のため、鹿児島市ではまだ霜が降りていません。

畑横には春先のような花が(日置市日吉町)


近所の鳥害対策


冬場に野鳥が畑の野菜を食い荒らす被害が発生しています。エンドウ豆は葉が短時間で全部食われてしまいます。ヒヨドリを中心に集団で襲ってくるため防鳥ネットによる対策が欠かせません。

夏場はタヌキ、テンなどがサツマイモ(カライモ)、スイカ、スイートコーン、落花生などを食い荒らします。臭覚が優れ、成熟した頃合いを狙ってやってきます。

竹を支柱にネット張り作業


形は悪いがこれで大丈夫


昨シーズンよりも早めにネットを張りました。ネットにエンドウ豆が絡んで収穫作業がしづらかったので今季は外枠を広げて高さ、幅とも2m程度にしました。幸いにも近所のHさんに手伝いをもらい短時間で作業できました。一人では脚立を動かしてネット持上げ、長さや位置調整はかなり面倒です。

エンドウ豆の蔓を支える支柱は枝先の笹が落ちた大名竹です。すぐには適度なものが集められないため、夏頃から準備したものです。

昨年より少し伸びが早いエンドウ豆


畑の周辺から適度な大名竹を切り出して、海岸に漂着した丸太などを支柱に枠を作りました。漁網、紐なども海岸から集めたものを活用しました。市販の防鳥ネットやナイロン紐よりも太くて丈夫です。

漁網は夏場苦瓜棚にかぶせていたのが逆効果で、台風で棚が崩れました。苦瓜の蔓に勢いが出ればネットは不要で、竹を格子状に置く程度で良かったようです。野菜つくりを始めて6年程度ですが、毎年の経験が次に活かされ面白いものです。

咲き始めた水仙


何種類かあり、早咲きのものが咲き始めました。球根植物は手間いらずで季節の花を咲かせてくれます。

遅咲きの小菊


今年発芽して花が咲きました。昔母が供えていた仏花が挿し木で生き残り、種が飛んで生えたのでしょう。小菊は冬場に根元近くから剪定しても、生育が旺盛です。伸び過ぎた細い茎は台風で倒れ、下葉が枯れ、花も貧弱になり困っていました。

ネット情報では適期に枝を切り詰め、脇芽を出して新たな枝を育てるようです。採取した種を蒔くか、挿し木で更新する方法もあり、来シーズンは試してみたいと思います。

軒先に吊るしたカライモ


雨が多いので腐りそうでしたが、まだ大丈夫。寒さには弱く霜にあたるとダメになります。焼芋にして畑の梅枝先に置くとメジロが喜んで食べます。柔らかい日差しに照らされ甘みが増したことでしょう。
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