花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

カメラ散歩 吹上浜京田海岸 2018/11/03 (鹿児島)

2018-11-04 17:48:51 | 吹上浜
11月3日(土)尾下太鼓踊りの撮影後に吹上浜に立ち寄りました。
南さつま市金峰町の京田(きょうでん)海岸に向かう広い畑ではサツマイモ収穫作業中でした。

機械作業で効率的な収穫 左は金峰山


昔は鎌でサツマイモの蔓を切り、蔓を取り除いて鍬で芋を掘り起こしていました。大規模栽培では作業が機械化され、蔓切、芋の掘り起こしは乗用作業車で行い、掘り起こした芋は蔓から引きちぎり次々に大きなネットに収納されていました。サツマイモ栽培用のマルチシートは土に戻る製品が使われるようになり、マルチ剥がしの面倒がなくなっています。

焼酎原料やデンプン原料として出荷するそうです。とにかく芋が大きくて表面はごつごつと膨らんでいました。極端に大きい芋は包丁での小割に手間がかかりすぎ焼酎原料には出荷できないようです。

集荷作業


連絡を受けた農家分を集荷して焼酎工場に運ぶとのこと。一袋で650kgほど入るとか。2人一組で重さを量りトラックに積み込みます。データは手元のプリンターで印刷して袋のポケットに入れていました。工場でも再度計量するそうです。クレーンは車体基部の操作棒に触れずともリモコン操作で自在に動いていました。

京田の田の神様


1731年に建てられたようです。少し変わった形の田の神様です。

京田海岸 北側の風景


日置市吹上町以南の吹上浜は海岸部の防風林帯が広く、海岸近くまで行ける道路は限られています。この日は祝日ながらシルバー人材センターの方が10人ほども出て草刈りをされていました。

道の真ん中に幅広い草の帯が見え始めた手前で車を止め、海岸まで歩きました。車の底を固い草がこする音は何か嫌なものです。

浜に出ると漂着物のオブジェがありました。私と似たようなことをする人がいました。周辺には軍配昼顔がありました。温暖化の影響なのか、天候の違いなのか同じ吹上浜でも日置海岸では殆ど見かけません。

砂山の浸食が見られる


想像していたよりも砂浜が狭く感じました。一年を通じると吹上浜では北西の風向きが多く、南側ほど砂が堆積するはずですが、この付近でも砂浜の浸食が進んでいるのでしょうか。

遠くには貝を採る人も


そろそろ海の水は冷たい時期でしょうが、沖ではバッチ網が操業していました。北西方向に久多島があり、日置海岸から見るよりも少し大きめに感じました。

古い砂留め?


右側に古い竹の柵のようなものが残っていました。砂との長い戦いが続いていることをうかがわせます。この付近は砂丘の規模が大きくて砂山だけでなく大きな谷もあり、どのような作用でこんな地形ができるのか興味深いところです。

浜から引き上げる釣人(左側) 金峰山の山頂が少し見える


真夏は大変ですが今の季節はきれいな空模様と組み合わせた撮影が楽しめそうです。

釣果は今ひとつ


何人か聞いてみるとフグしか釣れないとのこと。キス釣りもシーズン最後なので幸運に恵まれるか、遠投しないと難しいのでしょう。

遠くに投げ込んで釣り竿を奥さんに託す様子が見えました。野間岳の姿が美しく、きれいな夕焼風景が撮影できそうです。

道沿いのグミ


小さな蕾がぶら下がっていました。自生のグミは殆どが渋く、たまに甘いグミを見つけると毎年楽しみなものでした。店でお菓子など買えなかった半世紀以上も前のことを懐かしく思い出しながら帰途につきました。
好天に恵まれた秋の一日、お世話になった金峰町の方々に感謝、感謝です。
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好天の恵み 尾下太鼓踊り 2018/11/03 (鹿児島)

2018-11-04 15:25:20 | 祭り・伝統行事
11月3日(土)文化の日、好天に恵まれました。
昨年10年ぶりに復活した南さつま市金峰町の尾下(おくだり)太鼓踊りに出かけました。昨年は踊りの場所がよく判らず戸惑いました。今年は南方神社近くに車を止めて鉦と太鼓の聞こえる方向へ歩きました。

道沿いで見かけた大型農機 10時32分


大型農機車庫と作業場がありました。大きく明るいオレンジ色の車体に思わずカメラを向けました。グーグルマップで確かめた道順を頼りに西側の福田寺(ふくでんじ)方向に進みました。

多夫施神社での奉納風景 11時11分


地名の田布施ではなく、「多夫施神社」が正式名称でした。福田寺での踊りを終えて移動してくる一行を境内で待ち受けて撮影を開始しました。

11月3日は鹿児島市でおはら祭、曽於市では弥五郎どん祭りがあり多くのカメラマンが集まります。昨年の尾下太鼓踊りは10年ぶり復活でカメラマンが多かったものの、今年は少なくて撮影には好都合でした。

南方神社へ歩いて向かう 11時27分


踊り手は青壮年を中心に小学生から高齢者まで元気な姿が見受けられました。真夏と違って日差しは柔らかく、乾燥しているので汗が流れず三脚を担いで歩いても負担になりませんでした。

花笠と小太鼓、鉦


二つ並んだ鳥居をくぐり南方神社に到着した一行は社殿前に整列。すぐに踊ることなく花笠や太鼓を下ろし境内で昼食休憩に入りました。

三脚を使ってしっかりと写したつもりでしたが今一つ印象が弱くなりました。早めに昼食を終えた子供たちは周辺を走り回りはしゃいでいました。

明暗差の大きい南方神社境内 12時42分


昼食後の12時45分頃に一行は再度鳥居をくぐり境内に進み、20分ほど踊りを奉納しました。

亀ケ城神社(亀ケ城跡)での奉納 13時28分


ここでの撮影は数名だけで、林に囲まれて暗めですが明暗差がなく好きな光の状態でした。15分ほど踊って一行は集落内の招魂碑へ移動して行きました。最後に再び福田寺で踊るようですが、撮影はここで切り上げました。

今回も一眼レフカメラでの動画記録ができて幸いでした。顔なじみの写友数名とお互いの健在を喜び合い、近況や撮影情報を交換しあうことでした。時間帯がまだ早かったので、この後吹上浜に立ち寄りました。
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