3月3日(日)最後に訪れたのは薩摩川内市草道地区にある射勝神社です。
14時35分 すでに境内には大勢の人が 以下の画像は3月3日に撮影
団体観客の到着待ちで15分ほど遅れて始まりました。例年になくカメラマンが押し寄せてまるで撮影会。雨が降り出しそうな暗さもあり撮影には残念な条件が重なりました。
14時37分 社殿の後ろではトッゴロ(丸太)が準備されていた
薩摩川内市指定文化財の案内板
次郎次郎踊は『射勝(スグロドン)祭り』とも呼ばれ、射勝(いすぐる)神社の春祭に伴う芸能として、毎年三月の第一日曜日に豊作を祈願し、奉納される農耕劇です。
神事の後、踊りの奉納が始まります。子どもたちが、シイの枝で地面をたたきながら、害虫やスズメを追い出す仕草をした後、白手拭いの覆面姿のテチョが現れます。テチョは木鍬で田打ちをしたり、『トッゴロ』と呼ばれる火のついた丸太で、害虫に見立てた見物客を追い回したりして暴れ回ります。
最後にヨメジョが現れ、テチョと抱き合って、赤ん坊(袋に入った籾〉を産み落とし、テチョが持ち上げて喜ぶ仕草をした後、ヨメジョの頭上のモロブタから、落花生などが見物客にまかれます。
同じ時期に、高江町南方神社や久見崎町諏訪神社でも田打ちを題材にした農耕劇が奉納されますが、この次郎次郎踊は、終始無言で行われるのが特徴です。
14時47分 子供たちがスズメを追い出す
15時 トッゴロで虫を退治
足元に迫るトッゴロ
トッゴロには火の粉が付いており、時折放り投げることもあり危険。火の粉で服が少し焦げた人もいました。勢いあまってトッゴロを抱えたまま見物席に倒れ込む場面もあり、火の粉が飛び散り驚きました。
無言劇ですが太鼓に合わせて主催者が仕草の解説をします。火の粉が飛ぶのでトッゴロが近づいたら避けるよう、何度も注意を呼び掛けていました。
昔は林の中まで追いかけたとか
14時55分 暴れ牛も現れた
最近はテチョも牛もおとなしいそうです。昔はずいぶん荒っぽくて見物客を追い回すこともあり、後の争いの種にならないよう顔を隠していると聞きました。
15時7分 トッゴロを片付けてラッカセイをまく場面
15時13分 祭りが終わって家路につく
幼い頃を思い出す場面です。子供たちの心にいつまでも残る大切な郷土のお祭りでした。祭りの終わりを待っていたかのように雨が降り出しました。
演者の動きが読めないため撮影しにくい祭りで、どちらかと言えば動画向きです。途中で5回動画を撮影し見物席が湧く様子を記録できて幸いでした。
あまりにもカメラマンが多く画面に写り込むので、自分の思い通りに撮影したい人には不向き、ストレスの溜まる祭りになっていました。
14時35分 すでに境内には大勢の人が 以下の画像は3月3日に撮影
団体観客の到着待ちで15分ほど遅れて始まりました。例年になくカメラマンが押し寄せてまるで撮影会。雨が降り出しそうな暗さもあり撮影には残念な条件が重なりました。
14時37分 社殿の後ろではトッゴロ(丸太)が準備されていた
薩摩川内市指定文化財の案内板
次郎次郎踊は『射勝(スグロドン)祭り』とも呼ばれ、射勝(いすぐる)神社の春祭に伴う芸能として、毎年三月の第一日曜日に豊作を祈願し、奉納される農耕劇です。
神事の後、踊りの奉納が始まります。子どもたちが、シイの枝で地面をたたきながら、害虫やスズメを追い出す仕草をした後、白手拭いの覆面姿のテチョが現れます。テチョは木鍬で田打ちをしたり、『トッゴロ』と呼ばれる火のついた丸太で、害虫に見立てた見物客を追い回したりして暴れ回ります。
最後にヨメジョが現れ、テチョと抱き合って、赤ん坊(袋に入った籾〉を産み落とし、テチョが持ち上げて喜ぶ仕草をした後、ヨメジョの頭上のモロブタから、落花生などが見物客にまかれます。
同じ時期に、高江町南方神社や久見崎町諏訪神社でも田打ちを題材にした農耕劇が奉納されますが、この次郎次郎踊は、終始無言で行われるのが特徴です。
14時47分 子供たちがスズメを追い出す
15時 トッゴロで虫を退治
足元に迫るトッゴロ
トッゴロには火の粉が付いており、時折放り投げることもあり危険。火の粉で服が少し焦げた人もいました。勢いあまってトッゴロを抱えたまま見物席に倒れ込む場面もあり、火の粉が飛び散り驚きました。
無言劇ですが太鼓に合わせて主催者が仕草の解説をします。火の粉が飛ぶのでトッゴロが近づいたら避けるよう、何度も注意を呼び掛けていました。
昔は林の中まで追いかけたとか
14時55分 暴れ牛も現れた
最近はテチョも牛もおとなしいそうです。昔はずいぶん荒っぽくて見物客を追い回すこともあり、後の争いの種にならないよう顔を隠していると聞きました。
15時7分 トッゴロを片付けてラッカセイをまく場面
15時13分 祭りが終わって家路につく
幼い頃を思い出す場面です。子供たちの心にいつまでも残る大切な郷土のお祭りでした。祭りの終わりを待っていたかのように雨が降り出しました。
演者の動きが読めないため撮影しにくい祭りで、どちらかと言えば動画向きです。途中で5回動画を撮影し見物席が湧く様子を記録できて幸いでした。
あまりにもカメラマンが多く画面に写り込むので、自分の思い通りに撮影したい人には不向き、ストレスの溜まる祭りになっていました。