花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
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カメラ散歩 蒲生城跡の梵字 2020/03/23 (鹿児島)

2020-03-25 17:40:54 | 史跡巡り
3月23日(月)天気が良かったので所用の後、蒲生城跡に立ち寄りました。

16時53分 姶良市蒲生町 蒲生城山公園案内図 以下の画像は3月23日に撮影


案内板には、蒲生(かもう)城は城の地形が龍が伏せた形に似ているため龍ケ城と呼ばれたと書かれています。山坂達者の森と記されているように、想定外の運動をすることになりました。

新緑が美しい楓 ソメイヨシノ(桜)は咲き始め程度


16時56分 蒲生町の市街地と霧島連山 大楠のある蒲生八幡神社は画面外左奥


県道から東側の山道に入り暗い杉山の中を緩やかに上ります。道沿いにもソメイヨシノが植栽されていますが周囲の杉に日差しを遮られ殆どは樹勢が弱っているのは惜しいことです。

霧島連山を望む広場には楓とソメイヨシノがありますが普段訪れる人はわずかです。道はカーブが多く狭くて薄暗いので花見、紅葉シーズンは運転に注意が必要です。

薄暗い林の湿地に生育するサツマイナモリ


本丸跡などを散策してまだ明るいので梵字が刻まれた北側の岩壁を目指しました。10年以上前に一度行ったことがありますが道が判らず探し回りました。

17時34分 見つけた道しるべ よく見ると下の方を指している


道と言うよりも狭い隙間に足を踏み込んで、昔の記憶がよみがえりました。カメラを気にしながら狭い階段道をジグザグに下りたのでした。

道幅は60センチ程度に感じられ、崖地を削ってつけられたような石段は泥と草が積もっていて踏み跡がありません。階段道は20m程度でしょうか、短い区間ですが90度近い急傾斜なので落ちると大変。手袋をして時には尻もちをつくように滑り台スタイルで慎重に下りました。

最後の所には今も虎ロープと鎖がありました。この通路はまさに山坂達者を実感しますが、現況では足元が悪すぎます。単独行は避けた方が良いでしょう。高齢者には危険です。もっと楽な道があることが後から判りました。

下の方から見た岩壁の様子 画面右奥から入った


ぬかるみ道のごく一部に板が敷かれている


17時47分 岩壁に刻まれた梵字


磨崖仏と違って小さな梵字が刻まれているだけに見えました。すでに日は西に傾き山陰のため薄暗くなっていました。腰を屈めて岩壁を巡ることは可能ですが、地面はぬかるみイノシシの足跡だけしかなくすぐに靴は泥まみれ。

川辺の磨崖仏のような判りやすいものではなく地味です。特に史跡研究などに興味がある人以外にはお勧めしません。一通り見渡して早々に切り上げました。

17時53分 こちらが一般の上り口 落石注意だが近くて道の傾斜は緩い


すでに薄暗い中でもう一度危険な崖路を上る気力はなく、杉山の中にある道を下りました。すぐに平地の集落外れに出ましたが、車を止めた山上の駐車場に通じると思われる別な山道は通行止めでした。

城跡の山を反時計回りに大きく半周して長い道をたどるのは大変。30分以上はかかりそうです。山手側に気を付けて歩くうちに人家の外れから山上に通じる道があると教えてもらいました。こちらは普通の山道で危険性はないものの先を急ぐ上りで汗を流しました。

18時15分 日は西の山に隠れようとしていた


桜が植えてある広場の下、象の滑り台がある場所にたどり着きました。土手を少し上がると日は山に隠れていました。

画像撮影時間で振り返れば17時前から18時過ぎなのに、自分ではもっと長時間歩きまわったような気がします。夕暮れ時で気が焦りました。泥で汚れたズボン、手袋に普段の運動不足を痛感しました。まずはケガなく帰宅できて幸いでした。
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