花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

小雨の蓮池

2013-06-16 11:57:32 | 
今朝は雨上がりを期待して出かけましたが小雨が残っていました。朝焼けもなく、なかなか思いどおりには行かないものです。



雨の日は小さな蛙を見かけます。良い位置に止まっていたのですがかなり距離がありました。小雨の雰囲気は出たと思います。



雨が強く降ると蓮の葉に溜まった水が流れて面白いのですが、強すぎると今度は花びらがつぶれて絵になりません。今朝は幸いにも小雨が降りかかる程度でした。



こちらは広角レンズで上から写したもので、ちょっと違った感じがします。周辺では田植が進んでいます。兼業農家が殆どなので、休日早朝からのご苦労には頭が下がります。
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睡蓮(鹿児島)

2013-06-15 09:40:13 | 

鹿児島市都市農業センターの水生植物園には大賀蓮のほかに睡蓮池があります。早いものでは4月下旬から咲き始めて今が開花のピーク。今年は大幅な間引きと少雨傾向でいまひとつ精彩に欠けるようです。



早朝にはトンボが羽化する姿が見られます。蝶トンボをよく見かけます。朝日が当たると羽が美しく輝きます。不幸にして羽化できずにゲンゴロウやメダカの餌になってしまうこともあります。シーズンオフの池掃除をやめるとトンボがさらに増えるのでしょうが公園施設管理上難しいようです。



昨年までは水面に盛り上がるほど葉が茂って密植状態でした。勢いの強い種類が蔓延ってほかの種類が弱っていました。半分以上を間引いたので水練池の状態が落ち着くには少し時間がかかりそうです。

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大賀蓮 花盛り(鹿児島)

2013-06-14 16:37:59 | 
鹿児島市都市農業センターの大賀蓮が花盛りです。5月27日に梅雨入りしたものの鹿児島市の累計雨量は80mm程度にとどまり、最高気温が連日30度を超えています。大賀蓮は順調に生育して今が見頃。隣の池には睡蓮も咲いており、多くの市民が鑑賞や撮影に訪れています。鹿児島市中心部から車で約25分、蓮池横の桜並木沿いに駐車スペースがあり、早朝撮影には便利です。



今年は特に肥料が効いて葉が茂り、多くの花が次々に開花しています。2枚目は開花2日目の大賀蓮です。花の姿や色合いが美しく4日目には散っていきます。ここでは水不足はありませんが葉についた水滴が少なくいまひとつ精彩に欠ける感じです。



蓮は姿形が美しいため惹きつけられます。毎シーズン同じように花が咲き、今年も同様ですがやはり足を運びたくなります。



蓮池には6時頃から常連のカメラマンが訪れ、隣の睡蓮池で羽化するトンボ撮影にも興じていました。今朝は絹雲が広がって日射しが遮られ普段より開花時間が長かったようです。吟行の人たちも訪れていましたが11時頃には大半が引き上げ、蓮池は静けさを取り戻していました。


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桜島 久しぶりの噴煙

2013-06-13 16:13:12 | 桜島
桜島では先月下旬にわずかな山体の膨張が観測されました。活動が活発になると思われましたが6月に入り膨張は停滞し、6月3日からは噴火もなく静かでした。今日は久しぶりに噴煙が上がっています。風が弱いこともあり午前中の爆発では噴煙が高さ3000mまで達しています。



鹿児島市犬迫町の都市農業センターからの桜島です。鹿児島湾をはさんで桜島から8km程度西側です。今日の風向きは南西で、噴煙は霧島市福山町方向に流れています。夏場は東よりの風が多いため桜島の噴煙は鹿児島市街地にやってきます。噴煙は硫黄の臭気をともなった火山灰です。直撃されると洗濯物も車も町も建物も灰まみれ。髪はざらざら、目に入ると痛いし、窓を開けられなくなり暑苦しさに悩まされます。

毎日の天気予報では桜島上空1500mの風向きが伝えられます。NHKのテレビ画面では噴火直後に噴煙の方向と高さが速報で表示されます。携帯メールで知らせてくれるサービスもあります。梅雨時は風が弱く風向きも一定しませんので噴煙の行く先が気がかりです。

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大切な一本 霧島のオオヤマレンゲ

2013-06-12 21:04:58 | 霧島連山
霧島山中にはオオヤマレンゲが自生しています。6月には白い小さな花を咲かせます。手の平に入るほどの可憐な花がうつむき加減に咲き、かすかな甘い香りを放ちます。



天女にもたとえられる気品ある美しい花。不動池に近い生育地では、その美しさゆえに毎年多くの人が訪れます。オオヤマレンゲ周辺の木が枯れて根元も踏み固められ、鹿の食害も加わり絶滅が心配されています。数年前から保護区域が設定されロープに囲まれて花には近づけません。



これは保護地域とは別な場所にただ1本残っているオオヤマレンゲです。この木も鹿による食害が続き、痛んだ幹は強風で今にも折れてしまいそうです。鹿が枝葉を食べないよう周囲にロープが張り巡らされ、幹には支柱や添木を当てて、大枝は下から木で支えてあります。



成長の遅いオオヤマレンゲですが、この木は根元が20cmほどの老木のようです。見守る人々の気持ちが通じて一年でも長く生き残ってほしい大切な一本です。
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くまモンが来た! 鹿児島・石橋記念公園

2013-06-11 17:47:28 | 日記


6月11日晴れ間の広がり始めた午後2時、ゆるキャラの人気者くまモンが鹿児島にやって来ました。ここは鹿児島県石橋記念公園。鹿児島市中心部を流れる甲突川(こうつきがわ)に架かっていた5大石橋のうち3橋が移設保存されています。

くまモンは旧西田橋の上に現れて親子連れなど70人ほどが待つ石橋記念公園の河原まで階段を駆け下りてきました。足元に何の不安もなく下りてきましたので相当身軽なようです。「くまもとから元気をプロジェクト!」による来園です。くまモン体操の後にはお待ちかねの握手・撮影会がありました。マスコミ各社も取材に訪れていました。

石橋記念公園に移設されたのは上流から玉江橋、西田橋、高麗橋です。新上橋と武之橋は平成5年8月6日の豪雨で流失しました。鹿児島では8・6(はちろく)豪雨と呼ばれています。その年は梅雨時から大雨や台風が続き、全国的に米が大凶作になり急遽タイ米が輸入されました。

8月6日昼頃から鹿児島市北部と甲突川流域に豪雨が集中して夕方からは鹿児島市街地中心部が水没、日豊本線では竜ヶ水駅に停車中の列車が土石流に襲われるなど各地で交通が遮断されました。政治では細川政権が誕生した日です。NHKテレビでは細川氏の総理選任を土井議長が伝える国会中継が続き、地元の大水害は報道が追いつかず実に頼りない思いをしました。


これは玉江橋です。この橋には大きな流木がひっかかり、国道にあふれ出した大水で営業中のバスも流されました。洪水の一番の原因とされ早い段階で撤去が決まりました。


これは西田橋。撤去か現地保存かで議論を二分する大きな問題になりました。結局は防災上撤去やむなしとされ、石橋記念公園への移設保存が決まりました。20年の歳月を経て当時の大雨被害を経験した人も少なくなりました。災害は忘れた頃にやってくると言われます。防災への心がけを忘れないようにしたいものです。


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雨と大賀蓮(鹿児島)

2013-06-10 17:55:13 | 
今年は雨が少なく梅雨らしくない空模様です。土曜日夕方から降り出した雨は昨夜までに累計80mmほど。今朝は小雨が時折降って東風が強く、台風3号の進路が気がかりです。



蓮池はしっとりと雨に包まれています。少しずつ降り続いたので花があまり傷んでいません。大雨のときは水の重さで蓮の花びらが折れ曲がってしまいます。桜島の火山灰も降っておらず、今朝はちょうど良いバランスで雨に濡れていました。



この花は今朝が開花初日と思われます。花はこれ以上開かず晴れた日なら9時頃には閉じます。雨の影響もあまり受けずにすみます。まるでお菓子のようですね。蓮が開花するときに音が聞こえるという人がいますが、私はまだ聞いたことがありません。



こちらは開花2日目でしょう。花の姿や花びらの元気が一番良い状態です。同じく昼までには花が閉じます。3日目には開花しても花が閉じることなく次第に色あせていきます。そして4日目には花びらが渇き気味になり色も白に近づいて落ちていきます。中心部の花托(ハチス)は薄緑色になって充実し始めます。

午後の時間帯に開いている蓮は開花3-4日目ということです。蓮の鑑賞は10時頃までがお勧めです。私は晴天の場合、日の出前に現地に到着して撮影開始。7時頃には撮影を切り上げています。真夏の日射しが強くなると暑くて撮影どころではありません。
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噴火に負けず咲いたミヤマキリシマ

2013-06-09 11:22:32 | 自然観察

霧島連山の中ほどに位置する新燃岳は2011年1月に大規模な噴火をしました。上の画像は2013年5月20日に大浪池の東回り登山道から撮影したものです。新燃岳からの距離は約2.7km。左側が新燃岳西側斜面で右手には中岳、さらに右側には雲に隠れてよく見えませんが高千穂峰があります。噴火では北西の強風に乗って中岳から高千穂峰の中ほどにかけて火山礫や噴石が大量に降りました。


これは2011年1月27日未明に新湯地区から撮影したものです。新燃岳からの距離は約3km。画面右側の火山礫が降り続けているのが中岳方向です。左側の新燃岳西側斜面では山火事があちこちで発生しています。噴火活動は1月26日から27日が中心で短期間のうちに収束しました。エメラルドグリーンの美しい火口湖は消滅、地底からせり上がった溶岩が火口を埋め尽くして今も弱い水蒸気を上げています。2009年5月に火口湖が珈琲色に変色したことがあり、今から思えば大噴火の予兆だったのでしょう。これほどの大規模活動は地元だけでなく気象庁、学識者の予測を大幅に超えるものでした。


ここは中岳と高千穂峰の中間部です。新燃岳からの距離は約2.5km。中岳の南東側に位置し火山礫が10-15cm積もっています。この付近の赤松は火山礫や火山ガスの影響でしょうか殆ど全滅です。やがて枯れこんだ大枝や幹が落下する危険性があります。広葉樹やススキなどの下草は生き残っています。火山礫が降った範囲は1km程度の帯状になっていて、この先東側の竜王岳や矢岳では今度の噴火による火山礫が見られません。


この付近は噴火災害警戒のため最近まで立ち入りが制限されていました。火山活動の影響が気がかりでしたが、3度目の春を迎えて復活したミヤマキリシマに感激しました。枝の上部は殆ど枯れこんでいますが下の方から新しい枝を伸ばし花を咲かせていたのです。火山台地に力強く生きる姿は逞しいものです。現在も新燃岳火口から2km以内は立入規制が継続中で、新燃岳、獅子戸岳、中岳には登れません。3-4枚目の撮影日は2013年5月22日です。

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えびの高原のミヤマキリシマ

2013-06-08 18:10:54 | 霧島連山
鹿児島県と宮崎県の境にある霧島連山。5-6月はミヤマキリシマが咲き誇り、多くの観光客や山歩きの人たちでにぎわいます。霧島連山の中ほどにある新燃岳周辺2km以内は今も噴火警戒のため立入禁止です。観光の主な拠点は北西部のえびの高原と南東側の高千穂河原です。

上の画像はえびの高原の韓国岳西側山麓から見た硫黄山の風景です。かつては硫黄山だけでなく下の県道付近でも硫黄を含んだ噴気がさかんに出ていました。今はすっかり止んでしまって、北側のえびの市営露天風呂は湯温が下がり2005年秋以降は休業しています。今年は雨が少ないため例年出現する画面右手の小さな池は干上がったままです。

ミヤマキリシマは大規模な害虫発生などで花が少ない年もあります。広い地域なので人為的な害虫防除は実質不可能です。新燃岳噴火で高温の火山礫や噴石が降った場所では大半の枝が枯れましたが、被害から3年目になり地表近くで花が復活しています。全体的に今年の花付きは平年並みのようです。花の色は紫色系が多いですが朱色、赤色、まれには白色もあります。白い花は珍しいためか盗掘もあり残念なことです。

えびの高原は観光地のため道路脇に大規模なミヤマキリシマの花園があり、例年6月第一週が見頃です。山に上らずとも手軽に花が楽しめます。韓国岳は霧島連山の最高峰で標高は1700m。山頂付近のミヤマキリシマは例年6月中旬が見頃です。

ミヤマキリシマは火山地帯の岩場や荒地に群生し、植生の変化で松などの高い木が成長して日当たりが悪くなると次第に衰えていくようです。岩の隙間にも根を伸ばして力強く花を咲かせています。開花時期には少し差が有り一斉に開花しないぶん長い期間花を楽しめます。

6月は梅雨空が多く名前のとおり霧がよく出ます。山の上では見通しが数メートルになることも珍しくありません。道に迷いやすいので霧の深い日の山登りは要注意です。遭難事故も年に数回あり2012年正月の行方不明者はいまだに発見されていません。撮影は九州南部が梅雨入りした2013年5月27日です。

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吹上浜に自生するウチワサボテン

2013-06-07 17:58:23 | 吹上浜
吹上浜の波打ち際から離れた砂丘の上にウチワサボテンが自生しています。今の時期は黄色い花が見られます。

どこにでもあるわけではなく砂丘の植生が途切れるような位置に生えています。花はきれいなのですが棘が沢山あり、ごく小さな毛のような棘もあります。素手で触ると棘が刺さり、小さいためなかなか抜けず痛い思いをします。子供の頃にはよく泣かされました。

食用になるわけでもなく、どちらかと言えば厄介者のウチワサボテン。冬場に強い冷え込みがあると先端部が枯れることもあります。海岸からの強風に耐えて成長しても2m程度です。今年は例年になく雨が少ないので花に勢いがないようです。
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花浄土/鹿児島

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