アジサイ科(ユキノシタ科) ノリウツギ
季節が巡りこの時期になると花が極端に少なくなります。そんなチャンスを待っているかのように花開くノリウツギが綺麗に咲いてくれました。花が少ないと言う事は吸蜜の昆虫が沢山集まると言う事です。御多分に洩れずこの花も色々の昆虫の大衆食堂になっていました。和紙を作る時に糊として使用したところからの命名です。
糊空木(ノリウツギ)&コハナグモ
この名前がいけないのでしょうか?ノリと付いているので和紙を作る時の糊だと勘違いしている方が居ますが、接着するのが目的ではなく和紙を作るコウゾ等の繊維の1本1本を包み込むのがこの糊の働きです。そうする事により繊維が縦横無尽に絡みつき丈夫な和紙が出来上がるのですね・・・古の人たちの知恵には何時も驚かされます。写す時は気が付かなかったのですが、ズームしたらクモが潜んでいました。コハナグモの姿が確認できますか?
コハナグモ
一匹だけかと思ったらこんな所にももう一匹潜んでいました。花の中にじっと潜んでいて蜜を求めてくる小さな虫たちを狙っているんですね・・・私たちが単純に「綺麗だね(^。^)y-.。o○」と言っている裏にはこんな熾烈な生存競争が有る事を思い出して下さいね・・・