アトリ科 アトリ
私が知る限り昭和40年代にとてつもない群れが入ったことがあります。それこそ揖斐郡の上空に絵にかいたような上り竜が登るが如く黒い塊がうごめいていました。以来それほどの群れには出会ったことがありません。
近い所では2010年に郡上方面で推定50万羽の群れが入ったことは有ります。丁度郡上に出掛けていたことも有るのですがアトリの飛翔する群れの列が15分経過しても終わらなかったことが思い出されます。
大きな群れを形成する関係も有るのでしょうけれどその昔は霞網で一網打尽に捕まえていたようです。
スズメとほとんど変わらないくらいの大きさです。雪が残る当時、徳山へアマゴ釣りに一人で入ったことがあります。その時に山の斜面全体がゴソゴソと動いているのです。一人だと言う事も有ったのですが鳥肌が立つくらい不気味でした。じっと目を凝らしていたら斜面で餌を啄んでいるアトリの群れの動きでした。大きな群れでしたので斜面全体がゴソゴソと動くように見えたのです。今はダムに沈んでしまった徳山の懐かしい思い出です・・・