ふれあいの森特派員

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キジが語る!「スズメが撃つ鉄砲など怖くない!」

2024-05-03 14:49:45 | 植物

                キジ科 キジ♂

「スズメが撃ってきたら、食べちゃえばいいんだよ!!」「ガッついて食べたから顔中にくっついちゃったー!」スズメノテッポウを食べた証拠が残っていますね~!ってなことですが、この画像を写していて何故スズメノテッポウのてっぺんだけを突っついているのだろうと??

                 イネ科 スズメノテッポウ

下見の時にキジの疑問を仲間に話したのです。そうしたら偶然にも昨夜スズメノテッポウを調べたのだと仲間の一人が言うのです ^^) _ツノが生えたようなスズメノテッポウを見つけたので、「何だコレ?」と調べ始めたのだと!!種子が落ちた後で残った軸がツノに見えたようです。そこから、スズメノテッポウを調べることとなりました。スズメノテッポウには水田型と畑型があるそうです。水田型は田んぼに水がある内は水没でお休みです。秋に水がなくなったら芽を出して冬を越し、春に水が入るまでに種子を落とさなくてはなりません。決まったサイクルです。畑型は水没はなくいつでも生育できるけれど、いつ草取りされるかわからない環境です。なので、水田型は大きく少ない種子で確実性を狙い、畑型は小さくてたくさんの種子で対応するとのことです。畑型はノハラスズメノテッポウとも呼ばれるそうです。

                  イネ科 セトガヤ

同じスズメノテッポウ科でそっくりで間違えますが、これはセトガヤです。花の時期でしか区別が難しいのですが、セトガヤは葯が白色で芒が長いです。スズメノテッポウの葯はオレンジ色です。

3種の花序と種子(小穂ですが)を比べてみました。左からセトガヤ、スズメノテッポウ、ノハラスズメノテッポウです。

種子の大きさです。上からセトガヤ、スズメノテッポウ、ノハラスズメノテッポウです。近くのまだ水の入ってない田んぼと、これまたすぐ近くのエンドウが植わっている畑のすみでチャチャッと採ってきたのですが、明らかに違いました。キジの行動の???と種の穂の???がたまたま一緒になったという面白さが何ともマニアックな話でした。

コメント (2)
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